「同労者」第10号(2000年7月)
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らない。アカシヤ材の箱(契約の箱)を作らなければならない。」(出エジプト25:9〜10) 「アカシヤ材で(契約の箱を担ぐための)棒を作り…」(出エジプト25:13) 「(幕屋の中でパンを供えるための)机をアカシヤ材で作らなければならない。…棒をアカシヤ 材で作り、…それをもって机をかつぐ。」(出エジプト25:23、28) <日本のアカシヤ> ニセアカシヤ Robina pseudacasia L. マメ科 − 写真は東北大学、玉川欣治氏提供 − 日本で見られるアカシヤは、ニセアカシヤという種類だそうです。ニセといわれると、ことばの 響きが偽物、ウソと感じますのでだまされているような気がしますが、もとの言葉は"類似のア カシヤ"で、種類の違いだと考えてよいようです。 日本の庭園で、ミモザという名で植えられている木もアカシヤ属だそうです。 「幕屋のために、アカシヤ材でまっすぐに立てる板を作る。…アカシヤ材で横木を作る。…(聖 所と至聖所とを仕切る)垂れ幕を…金をかぶせたアカシヤ材の四本の柱につける。…天幕(幕 屋)の入り口のため…の幕のためにアカシヤ材の柱五本を作り、…」(出エジプト26:15、26、32、 36、37) 「祭壇をアカシヤ材で作る。…祭壇(をかつぐ目的)のために、…アカシヤ材の棒を作り…」(出 エジプト27:1、6) 「香をたくために壇を…アカシヤ材で作らなければならない。」(出エジプト30:1) 神がモーセに命じて作らせなさった、契約の箱、犠牲を捧げる祭壇、香を焚く壇、幕屋と幕屋 の庭の囲い、幕屋の中で使用する器具の多くにアカシヤ材が使用されました。種類によってそ れに金が被せられたり、青銅が被せられたりしました。 |