「同労者」第12号(2000年9月)                         目次に戻る 

読者の広場(2)

   <お便り>
一人びとりが生き生きと

中京聖泉キリスト教会  山田 久美


 主人の仕事の関係で、この春、中京聖泉教会の豊明(とよあけ)市に隣接する大府(おおぶ)
市に越して来ました。中京教会へは4月末から一家でお世話になっています。私の名前を見た
だけでは、「この人だれだっけ?」と思う教会員の方も、おそらく少なくないと思います。にもか
かわらず、なぜか原稿の依頼がやって来てしまい、「はじめまして」の気持ちで書いています。
 中京聖泉教会は主人の叔父(山田義)夫婦が所属していることや、大学時代に聖書研究会
で交わりのあった姉妹が教会員であったこともあり、以前から遠い存在ではありませんでした。
10年前の献堂式も、二人目をおなかに入れて出席しましたが、その時には、まさか、このよう
な今日を迎えようとは思ってもみなかったことです。でも、神様のシナリオにはこの筋書きもそ
の時からすでに決まっていたのでしょう。
 主人の仕事の都合で、結婚以来引っ越しだけは人に負けないくらい何度もしてきました。そ
のため、教会もいろいろなところへ通うチャンスをいただきました。どこにおいても神様は良き
霊の住まいを与えてくださり、すばらしい交わりの中で私たちを養ってきてくださいました。引っ
越しそのものは、いつも大変でしたが、慰めをいただきつつ、ここまで歩み続けることができた
のだと思います。
 ここ中京聖泉教会の交わりで、私が今一番強く、そしてうれしく感じていることは、おひとり一
人が、生き生きとその人らしく教会生活を送っていらっしゃるということです。神様からいただい
ているキャラクターが、それぞれに無理なく生かされているということを感じています。みんな違
うのだけれど、その違いを喜び合うことができ、受け容れ合うことのできる雰囲気がとてもいい
なと思ったのです。知り合いが多いから、というだけではない居心地の良さはこんなところにも
理由があるのかもしれません。この交わりの中で、私自身はどんなことで主のお役に立つこと
ができるでしょうか。導かれるところに従っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたし
ます。

 
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