「同労者」第12号(2000年9月)                          目次に戻る

ショートコラムねだ

− フェルメール −

 6月29日朝、出勤途上で、NHKのラジオを聞いていたら、日蘭(日本−オランダ)交流400
周年記念行事の一環として大阪市立美術館で開かれた、オランダの画家フェルメールについ
ての特別絵画展の話題を取り上げていた。展示作品数は5点であるが、フェルメールの絵は
国宝の部類に属し、それだけの作品がオランダから海外に持ち出されるのは破格のことであ
るとのことであった。期間は4月4日から7月2日までであるが、その時点までの来場者数は5
1万人に達しているという。たった一人の画家の絵を見るためにこれだけの人々がやってくる
ことは驚異である。
 ラジオで解説者の説明を聞いているだけで、見てみたくなった。とはいってもそれだけのため
に大阪に行くわけにはいかない。それでインターネットのお世話になって終わりにした。技術上
は、ネット上のディジタル画像を複製して皆さんにお見せすることもできるが、・・複製を固く禁じ
ます・・と断られているので、それはだめである。
  広く一般に配布したポスター位は許されるであろうと思うので、それだけご紹介しよう。学校
の美術の教科書にはたいてい載っている作品であるので、これをみると、"あ、あれだ。"と思
い当たる人も多いかと思う。



 野球のジャイアンツ戦に観客が集まり、大相撲は満員御礼を続ける。アイドル歌手やその他
の芸能番組に人があふれるのをみて、福音を聞かせるためにも人を集められないのか!!と
ねたみを起こすのは、私一人ではあるまい。
 


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