「同労者」第12号(2000年9月)                           目次に戻る 

聖書の植物

 ヤナギ Salix L.
(英) willow ヤナギ科


 「アブラハムはベエル・シェバに一本の柳の木を植え、その所で永遠の神、主の御名によっ
て祈った。」(創世記21:33)

先月聖地の柳を取り上げましたが、今月は同じ柳で日本のものをご紹介します。
柳は川縁の湿地に藪状にはえていることが多いのですが、写真の柳は樹高15mほどの大木
です。




写真は東北大学 玉川欣治氏 提供




バッコヤナギ  (ヤマネコヤナギ)
Salix bakko Kimura   ヤナギ科

−写真は東北大学理学部付属植物園ホームページから−

 ホセア書14:5にポプラと訳されている木も柳の一種(はこやなぎ)であると思われます
 ヤマネコ・ヤナギではなく、ヤマ・ネコヤナギです。
「(仮庵の祭りの)最初の日に、あなたがたは…なつめやしの葉と茂りあった木の大枝、また川
縁の柳を取り、七日間、あなたがたの神、主の前で喜ぶ。」(レビ23:40)
柳が「仮庵」をつくる素材の一つであったと考えられます。



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