「同労者」第16号(2001年1月)
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![]() 去って、見よ、すべてが新しくなりました。」(コリントU5:17)
明けまして、おめでとうございます。私は今年の年賀状にお粗末ながら「みこころを仰ぎて迎
ふ今朝の春」という俳句を書き添えました。それは少しでも今年は主の聖心に近い生活をした いと祈りながら新年を迎えたからです。皆様も、それぞれ改まった気持ちで新年をお迎えのこ とと思います。
さて聖書には人生の節目節目に相応しい聖言がありますが、この新年にはコリント人への手
紙第二、5章17節を御紹介したいと思います。「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は 新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」
この聖言は誰でも心にキリストを迎えるなら、その人に新しい人生が始まるという保証なので
す。正月を迎えると家や車の掃除、また初詣、子供達には楽しみのお年玉、食事も何かいつも と変わった感じの物が並び、年賀状もどっさり届きますね。しかし、皮肉る訳ではありませんが 外側を幾ら変えても内側が変わらなければ大きな期待が持てないのではないでしょうか。こん な俳句を読んで思わず笑ってしまいました。「二日、もう吾子叱ってしまいけり」。さすが元旦だ けは穏やかな心でいたが、二日になると元の自分になって子供を叱りつけたというのです。正 直な句だと思います。水をコップから湯呑みに、湯呑みから茶碗に入れ替えても、水は水のま まです。しかし水に塩か砂糖を入れると違った味に変わります。私たちを新しい人間に変える のは新年そのものではなく、心と生活に今までなかったものを取り入れることです。
聖書は、キリストを心の主人公として迎える時、その人は新しい人になると約束しています。
水野源三さんをまばた瞬きの詩人に、星野富弘さんを絶望の中から救い、三浦綾子さんを自 殺未遂から有名な作家にしたのは、キリストがその人たちの心に入ったからでした。
その他、古今東西を問わずキリストを迎えて愛の人、犠牲を惜しまぬ人、勇気と希望の人に
なった実話を話せば切りがありません。この新年、あなたも教会を訪ねてみませんか。そして イエス・キリストというお方に触れてみませんか。きっとすばらしい人生が始まりますよ。 ![]() |