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          「同労者」第18号(2001年3月)
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          巻頭言 
           「語る人があれば、神のことばにふさわしく語り、奉仕する人があれば、神が豊かに備えてく
           
          ださる力によって、それにふさわしく奉仕しなさい。それは、すべてのことにおいて、イエス・キリ ストを通して神があがめられるためです。」(ペテロT4:11) 
           私の今までの信仰生活のなかで重要と思われることが二つある。ひとつは、JSFの働きであ
           
          り、もうひとつは教会の会堂建設である。 
           若い時代に経験したこれらの事柄によって信仰が深く確実なものとなり、自分なりの教会観
           
          が形作られたのである。 
           JSFの活動を通じて本音で語り合い信仰の先輩方とも親しく交わることが出来るようになり、
           
          教会の会堂建設の献金に対する信仰や、神に向かう姿勢や取り組みを見せて頂き、若く不安 定な時期を迷うこと無く歩んできたのは、よき信仰の先輩、友人による愛の力によるものであ る。 
           教会の中で牧師先生が信者をそだて信者がさらに信者を育てる、このような中で信仰生活を
           
          送らせて頂いている私は、今でも先輩方の後ろ姿を見ながら追いかけているのである。 
           今も、昔も(私が十代の頃)若者の迷いやすいことには変わり無い筈であり、私達のなすべき
           
          ことは、若者と共に苦労し悩みながらも引き上げてゆくことだと感じているのである。幸いにも 仙台教会には、野球部がありそして各年代バラバラに構成されたバンドがある。その中で話さ れる信仰の話題や、聖書の話、信仰の先輩のお証詞を伺うときにヒントが与えられ、また自分 の信仰を話す時に熱い信仰を思い出し奮い立たされるのである。 
           私は、この同労者を通して私の父親の世代の方々の信仰を見せて頂き感謝し、若い頃の闘
           
          いの姿を見て励まされるのである。 
           戦後の混乱の中で信仰を持ち、この世と闘い、今、充実した信仰生活を送っている方々、高
           
          度成長の競争の中でしらけと闘い信仰生活を送ってきた方、まだまだ若者を見ているだけでな く、若者に信仰の先輩として悪魔の策略に陥らぬよう知恵を与え、必要な武具を教えて頂きた い。若者はこの世にあって今も昔も変わらずにし烈な戦いの中にあり老将(失礼)の証しが必 要なのである。 
           是非とも同労者として神より与えられた恵み、知恵、喜び、試練そして信仰を語り継ぎ、溢れ
           
          出る泉として共に渇きを癒されることが出来れば幸いである。 
           "主を恐れることは知識の初めである。
           
          
          愚か者は知恵と訓戒をさげすむ。
           
          
          わが子よ。あなたの父の訓戒に聞き従え。あなたの母の教えを捨ててはならない。
           
          
          それらは、あなたの頭の麗しい花輪、
           
          
          あなたの首飾りである。"
           
          
          (箴言1:7〜9)
           
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