「同労者」第20号(2001年5月)                         目次に戻る 

聖書研究

仙台聖泉キリスト教会 聖書研究会 1992.7.14 から
聖霊について(第2回)

仙台聖泉キリスト教会   野澤 睦雄

 聖霊に関する聖書の言及 ――1992.7.14聖書研究会にて取り上げたもの続き――
 今回から、聖霊について学ぼうと思いますので、聖霊に関して聖書が取り上げている箇所を
列記しておきます。コンコルダンスやパソコン・データベースによったのでなく、聖書をめくりな
がら拾い上げただけですので、漏れがあるかも知れませんが、かなりの数がありますから参考
になるでしょう。聖霊について学ぶときこれらのみことばの背景、意味合いを考える必要があり
ます。聖霊の呼び名を赤で示してあります。これを見ていくことによって、聖霊がどのようなお
方か、また時代とともに人間に対して、ご自分を少しずつ啓示されてゆかれたことを読みとるこ
とができます。なお、原語は調べていませんので、原語は同一で翻訳だけ異なっているものも
あるかも知れません。

<旧約聖書>
神の霊は水の上を動いていた」(創世記1:2)
「パロは家臣たちにいった。『神の霊の宿っているこのような人(ヨセフ)を、ほかに見つけることができようか。』」(創
世記41:38) (民数記11:26〜27、24〜30) (民数記27:18) (出エジプト31:3) (歴代U24:20) (ヨブ33:4)
 (エゼキエル11:24)
知恵の霊の宿れる人(ヨシュア)」(申命記27:18) (箴言1:23) (イザヤ11:1〜2)
主の霊がエフタに下った。」(士師記11:29) (士師記13:25) (サムエルT10:6) (サムエルT16:13) (サムエルT16:14)
(サムエルT19:20、21) (サムエルT19:23) (列王U2:16) (イザヤ11:1〜2) (エゼキエル36:22〜31) (エゼキエル37:1)
主の栄光が主の宮に満ちた。」(列王T8:10〜11) 「イスラエルの神の栄光が、ケルブから立ち上り、神殿の敷居へ
むかった。」(エゼキエル9:3) (エゼキエル1:28) (エゼキエル3:12) (エゼキエル3:23) (エゼキエル10:4) (エゼキエル10:18)
(エゼキエル10:19) (エゼキエル11:23) (エゼキエル43:2〜5) (エゼキエル44:4)
全能者の息が人に悟りを与える。」(ヨブ32:8)
「あなた(主)のいつくしみ深い霊…」(詩143:10)
主の霊知恵(の霊)悟りの霊はかりごとと能力の霊主を知る知識の霊主を恐れる霊」(イザヤ11:1〜2)
さばきの霊焼き尽くす霊」(イザヤ4:4)
神からの霊が私たちに注がれ…」(イザヤ32:15〜18)
主の御霊がこれを集めた」(イザヤ34:16) (イザヤ61:1) (イザヤ63:14)
主の聖なる御霊を痛ませた」(イザヤ63:11) (イザヤ63:11)
「彼(ダニエル)には聖なる神の霊があった。」
(ダニエル4:8、4:9、4:18)…ネブカデネザルのことば (5:11)…ベルシャザルの母のことば
(5:14)…べルシャザルのことば
「彼(ダニエル)のうちには、すぐれた霊が宿っていた。」(ダニエル6:3)

<新約聖書>
聖霊によるのです。」(マタイ1:20)
「父、子、聖霊の御名によってバプテスマをほどこし…」(マタイ28:19)
「聖霊と火のバプテスマを…」(ルカ3:16) (マタイ3:11) (ルカ1:15) (ルカ1:35) (ルカ2:25) (ルカ3:22) (ルカ11:13)
 (ヨハネ14:26) (ヨハネ15:26) (ヨハネ16:7) (ヨハネ20:22) (使徒1:5) (使徒1:8) (使徒2:4) (使徒2:33) (使徒4:8)
 (使徒5:32) (使徒6:55) (使徒8:15〜17) (使徒8:18〜29) (使徒9:17) (使徒9:31) (使徒10:38) (使徒10:44) 
 (使徒10:45) (使徒10:47) (使徒11:15) (使徒11:16) (使徒13:2) (使徒13:4) (使徒13:9) (使徒13:52) 
 (使徒15:8〜9) (使徒15:28) (使徒19:1〜6) (使徒20:23) (使徒20:28) (使徒21:11) (使徒28:25) (ローマ5:5)
 (ローマ15:10) (ローマ15:16) (ローマ14:17) (コリントT6:19) (コリントU13:13) (エペソ1:13) (エペソ1:14) (ピリピ2:1)
 (テサロニケT1:6) (テサロニケT4:3〜8) (テモテT4:14) (テモテU1:13〜14) (テトス3:5) (テトス3:6) (ヘブル2:4)
 (ヘブル3:7) (ペテロU1:21) (ユダ20)
神の御霊がはとのように下って…」(マタイ3:16) (マタイ12:28)
御霊に導かれて…」(マタイ4:1) (ルカ2:27) (ヨハネ1:32) (ヨハネ1:33) (ヨハネ3:5、6、8) (ヨハネ3:34) (ヨハネ6:63)
(ヨハネ7:39) (使徒6:3) (使徒6:10) (使徒8:29、39) (使徒10:19) (使徒19:21) (使徒21:4) (ローマ1:11)
(ローマ2:29) (ローマ8:5) (ローマ8:6〜26) (コリントT12:1〜31) (コリントU1:21〜22) (コリントU3:6) (コリントU3:17)
(コリントU3:18) (コリントU5:5) (ガラテヤ3:2) (ガラテヤ3:3) (ガラテヤ3:14) (ガラテヤ5:5) (ガラテヤ5:16) (ガラテヤ5:25)
(ガラテヤ5:22〜23) (ガラテヤ6:1) (ガラテヤ6:7〜9) (エペソ2:18) (エペソ2:22) (エペソ3:16) (エペソ4:3) (エペソ4:4)
(エペソ5:18) (エペソ6:17) (エペソ6:18) (ピリピ3:3) (コロサイ1:8) (テサロニケT5:19) (テサロニケU2:13) (テモテT4:1)
(ヤコブ4:5) (ヨハネT3:24) (ヨハネT4:12) (ヨハネT4:6) (ユダ19) (黙示1:4) (黙示2:7、11、17、29、3:6、13、22)
(黙示4:2) (黙示4:5) (黙示5:6) (黙示17:3) (黙示21:10) (黙示22:17)
主の御霊が…」(ルカ4:18) (使徒5:9)
助け主」(ヨハネ14:16) (ヨハネ14:26)
「その方は真理の御霊です。」(ヨハネ14:17) (ヨハネ15:26) (ヨハネ16:7) (ヨハネT4:6)
「(カンダケの宦官とピリポ)御霊が…、…主の霊が…」(使徒8:29、39)
イエスの御霊がそれをお許しにならなかった。」(使徒16:7)
聖い御霊」(ローマ1:4)
いのちの御霊の原理が罪と死の原理からあなたがたを解放した…」(ローマ8:2)
生ける神の霊」(コリントT1:1〜3:3、3:16)…(御霊と肉)
生ける神の御霊によって書かれ…」(コリントU3:3)
御子の御霊を…」(カラテヤ4:6)
「神を知るための知恵と啓示の御霊」(エペソ1:17)
神の聖霊を悲しませてはいけません。」(エペソ4:30)
イエス・キリストの御霊」(ピリピ1:19)
「…あなたの神は、あふれるばかり喜びの油を、…あなたに注ぎ…」(ヘブル1:9)
「キリストが傷のないご自身を、とこしえの御霊によって神におささげになったその血は、…私たちの良心を潔め…」(ヘ
ブル9:14)
恵みの御霊を侮る者は…」(ヘブル10:29)
キリストの御霊が…」(ペテロT1:11)
栄光の御霊、すなわち神の御霊が、あなたがたの上にとどまってくださるから…」(ペテロT4:14)
「あなたがたには聖なる方からの注ぎの油があるので、だれでも知識を持っています。」(ヨハネT2:20)
「キリストから受けた注ぎの油がすべてのことについてあなたがたを教える…彼(キリスト)の油が…また、その油が
…」(ヨハネT2:27)


  これらのみことばに目を通して見ると、聖霊について触れているの箇所は、圧倒的に新約聖
書に多いことをお分かり頂けるでしょう。また旧約時代には、神(主)の霊として働かれ、聖霊ご
自身は前面に立っておりません。新約の時代には、「聖霊(御霊)」という単独のお名前で働か
れていることがわかります。殊に、ペンテコステの後は父なる神とイエス・キリストは天におら
れ、地において働かれておられるのは聖霊であることもわかります。
 聖霊は、キリストの霊であられてイエスに従う人々の中に、助け主また真理の御霊として住ま
われています。


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