「同労者」第24号(2001年9月)
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ショートコラムねだ 百聞は一見にしかず、まず実例をお見せしよう。 私の所にいた女の子・・といっても立派に成人された御婦人である。女の子などと云うと、田 島陽子参議院議員の率いる皆さんに生卵をぶつけられるかも知れないが・・たまに私にメール をくれる。 彼女は自他共に認めるスキー好きである。 あるときのメールに 雪がふりました♪ ときた。 次のメールでは 残業でスキーにいかれないの (;_;) (;_;)を人の顔だと思って見直していただければ、皆さんにもその意味が分かるはず。「,」は涙の マークである。また♪はウキウキ・・鼻歌、口笛マークである。 ポケベル、PHS、携帯電話、iモード・・と通信の道具が次々と登場し、一番使っているのが若 者達であって、マークひとつで気持ちを伝えるのである。 好きだよ! などと。 パソコンの世界には、だれでもおしゃべりに参加できるチャットなるものがあって、ハンドルネ ーム・・作家のペンネームみたいなもの、自分がどこの誰某か分からないように、だが同一人 物が通信をだしていることを示している・・というものを使っているが、そのハンドルネームに 「コアラ (^O^) 」 と使った人物がおり、これが顔文字の発祥源となったと主張されている。 追従者があらわれて今や、顔文字辞典などというものが出回るまでになっている。 例を挙げれば、 にこにこ (^-^) あいたっ (>_<) あくび(つまらない) (~O~) はずかしい (*'_'*) えへん(鼻高々) (^ゝ^) びっくり (@_@) 顔文字は若者の間に定着した。携帯電話では通常のパソコンでは使えないトランプのマーク などもあり、それらの記号を上手に使い分けているのである。実に顔文字を使えないと仲間に 入れないまでになっている。 だが今や、顔文字は若者だけでなくおとな、中高年の世界にまで浸透しはじめている。 若者の音楽は福音に取り込まれたが、これは如何に?福音を顔文字で伝えることができる だろうか? |