「同労者」第26号(2001年11月)
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随想
今年の野外礼拝は大変気持ちの良い天気のもとで、久し振りに山田の母が出席できて大変感
謝でした。若い人達熱演のザアカイのお話や運動会等、小さな子供たちにとっても楽しいひと ときだったと思います。借り物ゲームでは、私も柔道の受け身が出来る人?と言われて出て行 きました。実のところ、この一月以上体調不良が続き体重も十キロ近く減って、このままの状 態がずっと続くのかなと覚悟を決めていた様な中でしたが、上向きの予感を感じながら野外礼 拝に臨みました。気持ちの良い草の上で久し振りに受け身をやってみました。
兄弟姉妹の大きな拍手と大変喜んでくれている様子を見て、兄姉との交わりの中にある私自
身が何と幸せな事かと、喜びが溢れてくるのを禁じ得ないことでした。そして私の心の中には 「まだやらせていただける」という思いを確信させていただきました。柔道の受け身は、学生時 代にこのような事を毎日のようにやっていたので、体が覚えてくれているので、何歳になっても 出来るとおもいますが(ちなみに実力ではないのですが推薦で講道館ニ段の免状をいただい ています)言わば趣味であるこのような事が、こんなに喜んで貰える事に、趣味も無駄ではな かった、用いられると素晴らしいものになると思いました。囲碁は下手ですが、たまに誰かのお 相手をします。ティムフィッチさんは日本文化大好き外人で、時々やります。最初は互角の試 合でしたが、彼はコンピューターでの練習をよくやるので、彼の腕は上がる一方ですが、それ でも私との対戦を希望するのです。私の戦い方はコンピューターのそれと違って予想できない 打ち方をするからです。私が勝つ時には大勝するのです。故山田庄作兄(山田フクノ姉のご主 人)とも囲碁友達で、その趣味を通じてしばしば友好の時を持つ事ができ、今でも私は兄の最 親友の一人にならせていただいたと自負しております。
私の仕事も今は趣味の範疇に入って来た昨今ですが、趣味も又、主に用いられる時に、そ
の役割を果たす事ができ、満足と喜びに溢れる事です。 |