「同労者」第28号(2002年1月)
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巻頭言
「ケナズ人エフネの子カレブが、ヨシュアに言った。『主がカデシュ・バルネアで、私とあなたに
ついて、神の人モーセに話されたことを、あなたはご存じのはずです。・・
・・今や私は、きょうでもう八十五歳になります。しかも、モーセが私を遣わした日のように、今も
壮健です。私の今の力は、あの時の力と同様、戦争にも、また日常の出入りにも耐えるので す。どうか今、主があの日に約束されたこの山地を私に与えてください。・・』
・・それで、ヘブロンは、ケナズ人エフネの子カレブの相続地となった。」(ヨシュア記14:6〜14)
た。すべてが拡大の時代から、縮小の時になりました。このように全てのものが変わるとは思 っても見ませんでした。私も例に漏れずその時その時の時代の悩みの中を通らねばなりませ んでした。そしてそれは今も続いています。 しかし、私たち信仰者は、どんなに世界が変わろうとも、時代が移ろうとも変わらないものが あります。それは神の前に各々がたてた「約束」の実現のために、神を信じる者がどこまでこ の地上のゆるされた生涯の中で生かされるのか、何代重ねることができるのか、何年この異 邦人の地日本での中でつづくのか、あるいはいつの間にか力を失い同化し、ついには忘れ去 られるものとなるのでしょうか。私もいつの間にか信仰生活数十年を数えることとなりました。 遅々とした歩みであり、課題の多いものではありますが、神様は生きて働いてくださり、混乱の 中でも生きる糧を与えてくださり、多くの恵みをくださいました。心から感謝しております。 今仙台教会の講壇では、旧約聖書から神と交わした誓約に生きた多くの人々のことが語ら れています。私も今一度神様の前で約束させて頂いた事を確認し、信仰に立ち続ける者となり たいと願っています。 |