「同労者」第30号(2002年3月)
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![]() 巻頭言
「私たちの神、主は、ホレブで私たちに告げて仰せられた。『あなたがたはこの山に長くとどま
っていた。向きを変えて、出発せよ。そしてエモリ人の山地に行き、その近隣のすべての地・・ にまで行け。見よ。わたしはその地をあなたがたの手に渡している。行け。その地を所有せ よ。これは、主があなたがたの先祖アブラハム、イサク、ヤコブに誓って、彼らとその後の子孫 に与えると言われた地である。』 ・・私(モーセ)はあなたがたにこう言った。『・・どうかあなたが たの父祖の神、主が、あなたがたを今の千倍にふやしてくださるように。そしてあなたがたに約 束されたとおり、あなたがたを祝福してくださるように。』」(申命記1:8〜11) と願いました。 けれども彼らは荒野における生活、また敵の力強さと自分の弱さとを考えて見たときに、確 かに約束は与えて下さったけれども大丈夫だろうかと疑いました。そしてつぶやきが出てきまし た。そこから神に対する不信の心が出てきました。 今世の中は不況で、何かあるとすぐにリストラで失業者が大勢でています。多かれ少なかれ 私たちもまたその影響を受けています。 その困難な時代の中で信仰生活をどのように進めて行かなければならないか、祈る課題が 出てきたときにどのように取り組んで行くか、その時の姿勢が大切です。自分自身を反省して 見るときに、信頼してゆくことが足りなかったのではないだろうかと思います。 神に対する信頼と信仰を見失うことなく、また神のみ教えに従順に従うことをさせて頂きたい と思います。 「私たちの主イエス・キリストの父なる神がほめたたえられますように。神はキリストにおい て、天にあるすべての霊的祝福をもって私たちを祝福してくださいました。」(エペソ 1:3) と書か れている恵みを神様は私たちに与えようとしてくださっているのに、私たちはそれを拒んでいる もののようです。そして、私たち自身の中にある不信のゆえにサタンの誘惑に負けてしまいや すいものであります。 神の教会と共に祈りつつ進んで行く信仰生活をすることこそが、信仰の勝利の鍵であると思 います。 ![]() |