「同労者」第32号(2002年5月)                        目次に戻る

聖書の植物

− 野 の 花 (6) −

 写真と斜体の解説文は、廣部千恵子氏のホームページ「聖書の植物」から同氏の許可によ
り掲載。詳細はホームページ、 http://www2.seisen-u.ac.jp/~hirobe/biblicalplants.html  
または、「新聖書植物図鑑」(廣部千恵子著、横山匡写真、教文館発行)をご覧下さい。 


「わたしは谷の花を見、ぶどうが芽ざしたか、ざくろの花が咲いたかを見ようと、くるみの園へ
下っていった」(雅歌 6:11 日本聖書協会訳)
谷に多い花はアヤメの仲間のイリスです。



ナザレイリスIris bismarikiana

高さ30〜50cmの多年草。モレの丘と上部ナザレに見られる。イスラエルには幾種類者アヤ
メの仲間があるが、このほかにもギルボアイリス、マリアイリス、クロイリス、ムラサキイリスな
どがある。


  
 カイソウ  Urginea maritima

鱗茎のある高さが1.8m近くにもなるユリ科の植物で、夏の乾季、まだ辺りに何もない時に白
い、直径1cm位の花を総状花序につける。イスラエルではハッツァーブの名で親しまれてい
る。




目次に戻る    表紙に戻る