「同労者」第34号(2002年7月)
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「ハレルヤ。主に新しい歌を歌え。聖徒の集まりで主への賛美を。イスラエルは、おのれの造り
主にあって喜べ。シオンの子らは、おのれの王にあって楽しめ。踊りをもって、御名を賛美せ よ。タンバリンと立琴をかなでて、主にほめ歌を歌え。主は、ご自分の民を愛し、救いをもって 貧しい者を飾られる。」(詩篇 149:1〜4)
ことしも間もなくサマーキャンプがやってきます。
教役者の先生方からあてがわれたものを受けるだけであった従来とは変わって、聖泉連合
総会の六部委員会の働きの一環として、集会のあり方にも信徒の意見が加えられるようにな りました。その意味でこの度迎えるサマーキャンプの成功不成功に、一層信徒の責任が出て きています。
それはサマーキャンプについての見識を信徒自体が持っていなければならないことを意味し
ます。私たちはどのようにそれを理解し、どのように行動すべきでしょうか。
サマーキャンプは、私たち、殊に子供たちにとって、あるいは親子にとって楽しいものである
ことを願っています。しかしその本質は単に楽しいだけではありません。楽しい遊びなら、わざ わざ遠くお金と労力を費やして鵜の岬まで出かけていかなくても、いわゆるアンキンタン(安近 短)で楽しいところもあるでしょうし、疲れをいえば毎日の労働でくたびれているのですから家で 休む方がよくなってしまうでしょう。
時とお金をかけてサマーキャンプに出かける理由は、楽しみのうちにも霊的な恵みがあるか
らに他なりません。そして年に一、二回しかお会いできない方々に会い、信徒の交わりを持つ こともまた楽しいものであり、その交わりを通じて恵みも倍加いたします。
集会の内容は担当の先生方にお願いし、お任せしています。集会が恵まれたものとなるか
否かは、担当される先生にもよりますが、それと共に参加する信徒の如何にもよります。物事 を押し進めるということは、仕事やこの世の一般的な物事の推進とも通じている面があります。 推進するには力すなわち技量や気力を要します。私たちの集会にはさらに霊的な力を要しま す。
大勢の人々が集まれば、そこに軋轢も生じます。それらを乗り越えるためにはお互いに寛容
と知恵を必要とします。時には忍耐しなければならないこともでてくるでしょう。それを忍ぶこと もまた重要なことです。
私たちはまず参加することをもってサマーキャンプを始めようではありませんか。そして祈り
の協力を持って、財の協力を持って、また必要な仕事の協力を持ってその働きの同労者とな ろうではありませんか。 |