「同労者」第35号(2002年8月)
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ショートコラムねだ
国道4号線、それは東京から青森まで延々と続く。
その"国道に"である。すこぶる変なものを見つけた。道路についているものは、電柱に電
線、そして信号機と相場は決まっている。その「信号機」であるが、信号灯が横に並んでいるも のと縦に並んでいるものとがある。
色は<緑、黄、赤>
・・なぜか緑を青という。ドイツでは日本の信号と同じ色をちゃんと緑とよんでいるそうな・・
と相場は決まっている。その<緑、黄、赤>のはずの信号が、福島県国見町の、ある場所の
交差点に<赤、黄、赤>と並んでいる。それは交差する道路から国道4号線に入る車のコント ロールをしている横並びの信号である。
なぜそんなものがついたのか、その信号はどう点滅するのか? 皆さんお分かりかな。分か
らない人は「百聞は一見にしかず」っていうから、行って実際に見てこよう。
こういうものをつくるから"道路公団は民営化しろ!!"などと騒がれるのだ。
ついでだから道路にからむ変なものをもう一つ紹介しよう。
片側1車線で対面交通する2車線道路、追い越しをしてよい道路は中央に5m置きに長さ5
mの白線が描かれている。
さて、その2車線道路、わかれて1車線ずつの道路になっていることがある。当然車は1台ず
つしか通れない。追い越し出来ないのは自明のことなのである。しかし。しかしである。道路が 2つにわかれる場所がくると「追い越し禁止」の標識が立っている。そんな標識は立てずとも追 い越しなんぞ出来るわけないわい!!腹が立つ標識だ。これはいっぱいある。
そしてわかれていた道路がまた元通り1つになる部分がくると「追い越し禁止終わり」の標識
が立っている。標識代の無駄遣いだ。
登山なぞめったにしないのであるが、山の道路の標識は極めて重要なのだそうだ。ちょっと
いたづらしようと、標識をひっくり返した人がいて、そのいたづらされた標識を頼りに山に分け 入った人が道に迷って死んだとか・・そんなニュースがあったような気がする。
さて皆さん!人生は道を進むに似ていることは言うまでもないが、皆さんの進む道路には変
な標識、信号はありませんかな? はたまた真剣に神に仕えていると思いつつ方向違いの道 案内をするものもおるとは聖書に書かれていること・・。
「・・、いろいろな曲がったことを語って、弟子たちを自分のほうに引き込もうとする者たちが起
こるでしょう。ですから、目をさましていなさい。」(使徒20:30〜31)
「いのちに至る門は小さく、その道は狭く・・」
・・まず道を間違えないように出発するところから始めよう。
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