ると思います。教会の先生に伺うことは勿論一番ですが、それを独り占めしないで、すこし公開 してください。それを皆で考えると、きっと皆さんにとって益になると思います。 質問の送付先は巻末にあります。 先月の質問の回答例(作成者:野澤) 先月の質問は、回答例も終わりに行き着きませんでしたので、さらに考えていただけるように ということで、続く内容である 1.イエスが神のご性質を持っておられる他の証拠としてかれの全知、偏在(どこにでもおられ ること)、永遠、不変について聖書の教えを述べてください。 としました。 先月号の回答例同様今月もR.A.トーレイの「聖書の教え」からの抜粋のつづきとさせてい ただきます。 <キリストの神性(つづき)> 2.2イエスは全知のおかたである (1)「『イエスは彼女に言われた。「行って、あなたの夫をここに呼んで来なさい。」女は答えて言 った。『私には夫はありません。』イエスは言われた。『私には夫がないというのは、もっともで す。あなたには夫が五人あったが、今あなたといっしょにいるのは、あなたの夫ではないからで す。あなたが言ったことはほんとうです。』 女は言った。『先生。あなたは預言者だと思いま す。・・』」(ヨハネ4:16〜19) イエスは人々の生涯を知っておられたばかりでなく、彼らの隠れた歴史さえも知っておられま した。 (2)「彼らが心の中でこのように理屈を言っているのを、イエスはすぐにご自分の霊で見抜い て、こう言われた。『なぜ、あなたがたは心の中でそんな理屈を言っているのか。・・』」(マルコ2:8) イエスは人々の心の内にある隠れた思いを知っておられました。彼はすべての人々を知り、 すべての人々の内心にあることをことごとく知っておられました。 (3)「『・・しかし、あなたがたのうちには信じない者がいます。』――イエスは初めから、信じない 者がだれであるか、裏切る者がだれであるかを、知っておられたのである。――」(ヨハネ6:64) イエスはユダが裏切ることを知っておられました。彼は現在の人の思いだけでなく、未来にお ける人々の意志の選択さえも知っておられました。 (4)「ナタナエルはイエスに言った。『どうして私をご存じなのですか。』イエスは言われた。『わた しは、ピリポがあなたを呼ぶ前に、あなたがいちじくの木の下にいるのを見たのです。』」(ヨハネ1: 48) (トーレイの解説にありませんが、いちじくの木の下はユダヤ人が神に祈る場所でした。ナタナ エルはそこで神と語ることをしたのでしたが、「私はあそこであなたに会った」とイエスに言われ たので、彼は「先生。あなたは神の子(イチジクの木の下でお会いした神)です。・・」と言ったの でした。) (5)「イエスは言われた。『町にはいると、水がめを運んでいる男に会うから、その人がはいる家 までついて行きなさい。そして、その家の主人に、「弟子たちといっしょに過越の食事をする客 間はどこか、と先生があなたに言っておられる。」と言いなさい。すると主人は、席が整っている 二階の大広間を見せてくれます。そこで準備をしなさい。』」(ヨハネ22:10〜12) 「さて、過越の祭りの前に、この世を去って父のみもとに行くべき自分の時が来たことを知られ たので、世にいる自分のものを愛されたイエスは、その愛を残るところなく示された。」(ヨハネ13: 1) 「話が終わると、シモンに、「深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい。」と言われた。す るとシモンが答えて言った。「先生。私たちは、夜通し働きましたが、何一つとれませんでした。 でもおことばどおり、網をおろしてみましょう。」そして、そのとおりにすると、たくさんの魚がはい り、網は破れそうになった。」(ルカ5:4〜6) イエスは未来において神が行動されることも知っておられました。また人々の微細な特別な 行動も知っておられました。そればかりでなく海中の魚のことさえも知っておられました。 (6)「イエスは三度ペテロに言われた。『ヨハネの子シモン。あなたはわたしを愛しますか。』ペテ ロは、イエスが三度『あなたはわたしを愛しますか。』と言われたので、心を痛めてイエスに言っ た。『主よ。あなたはいっさいのことをご存じです。あなたは、私があなたを愛することを知って おいでになります。』イエスは彼に言われた。『わたしの羊を飼いなさい。 ・・』」(ヨハネ21:17) 「キリストのうちに、知恵と知識との宝がすべて隠されているのです。」(コロサイ2:3)とあるとおり キリストの中に知恵と知識の一切の宝が蔵されていたのです。 今月の質問 1. 先月の質問の残り、イエスが神のご性質を持っておられる他の証拠として彼の偏在(どこ にでもおられること)、永遠、不変について聖書の教えを述べてください。 |