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          「同労者」第35号(2002年8月)
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           「御霊の実は愛です。」(ガラテヤ5:22〜23)
           
          
           聖霊の実について、以下の項目にわけて学びをしています。
           
          
                  ・結実とは何であるか
           
          
                  ・御霊の実である愛とは何であるか
           
          
           前回は、御霊の実である愛とは何であるか、の途中まで進みました。今回はその続きです。
           
          
           6.2.2 愛は神の御性質です
           
          
          「愛のない者に、神はわかりません。なぜなら神は愛だからです。」(ヨハネT4:8)
           
          
          「私たちは、私たちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。愛のうちにいる者
           
          は神のうちにおり、神もその人のうちにおられます。」(ヨハネT4:16) 
           6.2.3 聖霊によって神の愛が私達のうちに分け与えられます
           
          
          「この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神
           
          の愛が私たちの心に注がれているからです。」(ローマ5:5) 
          「こういうわけで、私はひざをかがめて、天上と地上で家族と呼ばれるすべてのものの名の元
           
          である父の前に祈ります。どうか父が、その栄光の豊かさに従い、御霊により、力をもって、あ なたがたの内なる人を強くしてくださいますように。こうしてキリストが、あなたがたの信仰によ って、あなたがたの心のうちに住んでいてくださいますように。また、愛に根ざし、愛に基礎を置 いているあなたがたが、すべての聖徒とともに、その広さ、長さ、高さ、深さがどれほどである かを理解する力を持つようになり、人知をはるかに越えたキリストの愛を知ることができますよ うに。こうして、神ご自身の満ち満ちたさまにまで、あなたがたが満たされますように。」(エペソ3: 14〜19) 
           6.2.4 律法の中で第一のものとイエスが認められたのは神と人への愛です
           
          
          「『先生。律法の中で、たいせつな戒めはどれですか。』そこで、イエスは彼に言われた。『"心
           
          を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。"これがたいせつな第 一の戒めです。"あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。"という第二の戒めも、それと同 じようにたいせつです。律法全体と預言者とが、この二つの戒めにかかっているのです。』」(マタ イ22:36〜40) 
           6.2.5 クリスチャンに対しイエスの定められた新しい戒め…互いに愛し合うこと
           
          
          「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。あなたがたは互いに愛し合いなさい。わたしがあな
           
          たがたを愛したように、そのように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」(ヨハネ13:34) 
           6.2.6 愛は夫婦の間に実現されなければならない
           
          
          「妻たちよ。あなたがたは、主に従うように、自分の夫に従いなさい。」(エペソ5:22)
           
          
          「教会がキリストに従うように、妻も、すべてのことにおいて、夫に従うべきです。」(エペソ5:24)
           
          
          「夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、
           
          自分の妻を愛しなさい。」(エペソ5:25) 
          「夫も自分の妻を自分のからだのように愛さなければなりません。自分の妻を愛する者は自分
           
          を愛しているのです。」(エペソ5:28) 
          「おのおの自分の妻を自分と同様に愛しなさい。」(エペソ5:33)
           
          
           6.2.7 愛は親子の間に実現されなければならない
           
          
          「子どもたちよ。すべてのことについて、両親に従いなさい。それは主に喜ばれることだからで
           
          す。父たちよ。子どもをおこらせてはいけません。彼らを気落ちさせないためです。」(コロサイ3:20 〜21) 
           6.2.8 愛は奴隷と主人の間、現在では使用人と雇い主、会社の人間関係などにも実
           
          現されなければならない 
          「奴隷たちよ。すべてのことについて、地上の主人に従いなさい。人のごきげんとりのような、う
           
          わべだけの仕え方ではなく、主を恐れかしこみつつ、真心から従いなさい。 何をするにも、人 に対してではなく、主に対してするように、心からしなさい。」(コロサイ3:22〜23) 
          「主人たちよ。あなたがたは、自分たちの主も天におられることを知っているのですから、奴隷
           
          に対して正義と公平を示しなさい。」(コロサイ4:1) 
           6.2.8 愛は聖霊の実の中心です
           
          
          「しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、 柔和、自制です。このような
           
          ものを禁ずる律法はありません。」(ガラテヤ5:22〜23) 
           6.2.9 聖霊に導かれて歩む人は愛の実を結ぶ
           
          
          「し私たちが御霊によって生きるのなら、御霊に導かれて、進もうではありませんか。」(ガラテヤ5:
           
          25) 
          6.3 まとめ
           
          
          「あなたがたは、あらゆる努力をして、信仰には徳を、徳には知識を、知識には自制を、自制
           
          には忍耐を、忍耐には敬虔を、敬虔には兄弟愛を、兄弟愛には(博)愛を加えなさい。これら があなたがたに備わり、ますます豊かになるなら、あなたがたは、私たちの主イエス・キリスト を知る点で、役に立たない者とか、実を結ばない者になることはありません。」(ペテロU1:5〜8) 
           私たちはあらゆる努力をして、愛を獲得し、神の役に立つもの、実を結ぶものとならせて頂き
           
          ましょう。 
          (完)
           
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