「同労者」第47号(2003年9月)                  目次に戻る    表紙に戻る

論  説
 ― バランスのとれた目を持とう ―

 「からだのあかりは目です。それで、もしあなたの目が健全なら、あなたの全身が明るいが、も
し、目が悪ければ、あなたの全身が暗いでしょう。」(マタイ6:22〜23)

 サマーキャンプも済みました。本号が皆さんのお手元に届く頃には、子供達の夏休みも終わ
り、それぞれの教会も夏の特別な催しも済んでいることと思います。新米の入札のニュースが
報じられて、この季節になると実りが気になります。農作物の実る頃になると、教会の実り、自
らの信仰の結実にも関心が高まるのは当然のなりゆきでしょう。
 ♪道に蒔かれた種は・・と、くり返し歌われます。この歌を歌う誰しもが、自分は善い実を実ら
すつもりだろうと思います。実際に善い実を実らせ、喜ぶことができるためには、何をしなけれ
ばならないかということに対する、確かな目を持つことが必要です。確かな目を持つために、以
下の三つのことを心がけるとよいでしょう。
・先を歩んだ人々の信仰をよく観察する
・自分をよく観察する
・今の時代、世相をよく観察する
 先に歩んだ人の筆頭は、何といっても山本岩次郎牧師でしょう。神はこの人にどのような信
仰を持たせ、この人をどうお用いになったのでしょうか。
 私たちは彼によって創設された聖泉連合に加わり、その何を自分の信仰としているでしょう
か。どれだけのことを理解しているでしょうか。潔めはどれだけ自分のものとなっているでしょう
か。約束の地をどれだけ相続しているでしょうか。
 私たちの実を結ぶ場である、この世の状況はめぐるましく変化していることは、いうまでもあり
ません。ですから与えられたものを働かせるためには、昔と同じ方法でよいとは限りません。い
や、時代に適した方法に変えなければならないのです。
「目が見えるようになるため、目に塗る目薬を買いなさい。」(黙示3:18)



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