「同労者」第49号(2003年11月)             目次に戻る     表紙に戻る

聖書の植物

− 樹 木 (10) −

 写真と斜体の解説文は、廣部千恵子氏のホームページ「聖書の植物」から同氏の許可によ
り掲載。詳細はホームページ、 http://www2.seisen-u.ac.jp/~hirobe/2002tree8.htm#k8  
または、「新聖書植物図鑑」(廣部千恵子著、横山匡写真、教文館発行)をご覧下さい。 


アレッポマツPinus halpensis
マツ科マツ属


「わたしは荒野の中に杉や、アカシヤ、ミルトス、オリーブの木を植え、荒地にもみの木、すず
かけ、桧も共に植える。」(イザヤ41:19)

アレッポマツはかつて聖地にかなり沢山自生していた。今でも石灰岩やレジナ土の所に自生し
ているし、植林もされている。大きくなると20mにもなり、樹齢も100〜150年になる。光を好
み、枝を水平に伸ばすが、上の枝が覆い被さると下枝は枯れてしまう。2対の針状葉が集まっ
た常緑樹で、花は松かさの中にあり、雄花は低い枝に、雌花は高い枝に生える。黄色いほこり
のような花粉が風で飛び散り、受粉する。受粉後実が出来るまでに15月かかる。長い翼のつ
いた種は熟すと松かさが開いて出る。地中海性の松でアフリカ北部にも自生する。




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