「マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪
から救ってくださる方です。」(マタイ1:21)
4.どうすれば救われるか
現在、神は福音を人間の手に委ねておられます。神に遣わされた人が神のことばを語るの
です。その証言によって聖書のことばを信じる者が救われるのです。
「ふたりは、『主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。』と言っ
た。」(使徒16:31)
「しかし、今は、律法とは別に、しかも律法と預言者によってあかしされて、神の義が示されまし
た。」(ローマ3:21)
4.1 神は福音を人に委ねられた
以下の聖句を考察すれば、このことは明らかです。
「あなたがわたしを世に遣わされたように、わたしも彼らを世に遣わしました。わたしは、彼らの
ため、わたし自身を聖め別ちます。彼ら自身も真理によって聖め別たれるためです。わたし は、ただこの人々のためだけでなく、彼らのことばによってわたしを信じる人々のためにもお願 いします。それは、父よ、あなたがわたしにおられ、わたしがあなたにいるように、彼らがみな 一つとなるためです。また、彼らもわたしたちにおるようになるためです。そのことによって、あ なたがわたしを遣わされたことを、世が信じるためなのです。」(ヨハネ17:18〜21)
「イエスはもう一度、彼らに言われた。『平安があなたがたにあるように。父がわたしを遣わした
ように、わたしもあなたがたを遣わします。』」(ヨハネ20:21)
「イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。『わたしには天においても、地においても、いっ
さいの権威が与えられています。それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子と しなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに 命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、 いつも、あなたがたとともにいます。』」(マタイ28:18〜21)
他に、使徒1:8、
使徒20:28、
使徒26:16〜18、
ガラテヤ2:7〜8、
テサロニケT2:4、
テモテT 1:11、など。
これらのみことばを読んで見ると、
・世に派遣する任命、
・派遣される人々の聖別、
・派遣される人々に対する聖霊の注ぎ、
・派遣される人々に要求される一致、
・派遣される人々が携えて行く福音
すねわち神の約束のことば
・その働きは、
弟子とし
バプテスマを授け
神のことばを守ることを教える
・派遣に伴うしるし、
・派遣された人々に与えられる権威
などがそこに記されていることが分かります。
<実例>
「さて、その町のサマリヤ人のうち多くの者が、『あの方は、私がしたこと全部を私に言った。』
と証言したその女のことばによってイエスを信じた。」(ヨハネ4:39)
イエスが生ける水の話をされたサマリヤの女の証言で、サマリヤ人たちがイエスを信じたので
す。
4.2 信ずべきは神のことば
救われるためにしなければならないことは、教えてくれた人に従って「神のことば、すなわ聖
書のことば」を信じることです。
「そのように、信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるので
す。」(ローマ10:17)
「すから、すべての汚れやあふれる悪を捨て去り、心に植えつけられたみことばを、すなおに受
け入れなさい。みことばは、あなたがたのたましいを救うことができます。」(ヤコブ1:21)
「そこでイエスは、その信じたユダヤ人たちに言われた。『もしあなたがたが、わたしのことばに
とどまるなら、あなたがたはほんとうにわたしの弟子です。』」(ヨハネ8:31)
「また、幼いころから聖書に親しんで来たことを知っているからです。聖書はあなたに知恵を与
えてキリスト・イエスに対する信仰による救いを受けさせることができるのです。」(テモテ3:15)
「あなたがたが新しく生まれたのは、朽ちる種からではなく、朽ちない種からであり、生ける、い
つまでも変わることのない、神のことばによるのです。」(ペテロT 1:23)
「十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであっても、救いを受ける私たちには、神の力
です。」(コリントT 1:18)
これらのみことばを気をつけて読んで見ると、私たちは救われるために神のことば、つまり聖
書のことばを信じることが必要であることが分かります。そして聖書はみことばを信じなさいと 強く要求しています。
救いは次のことをもたらします。
「あなたがたはイエス・キリストを見たことはないけれども愛しており、いま見てはいないけれど
も信じており、ことばに尽くすことのできない、栄えに満ちた喜びにおどっています。これは、信 仰の結果である、たましいの救いを得ているからです。」(ペテロT1:8〜9)
(以下次号)
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