写真と斜体の解説文は、廣部千恵子氏のホームページ「聖書の植物」から同氏の許可によ り掲載。詳細はホームページ、 http://www2.seisen-u.ac.jp/~hirobe/2002tree9.htm または、「新聖書植物図鑑」(廣部千恵子著、横山匡写真、教文館発行)をご覧下さい。 川沿いの町、すなわちアルノン河畔のアロエルからギレアドに至るまで、我々の手に陥らなか った町は一つもなかった。そのすべてを我々の神、主は我々に与えられた。(申命記2:36) 主はこう言われる。呪われよ、人間に信頼し、肉なる者を頼みとし その心が主を離れ去ってい る人は。彼は荒れ地の裸の木。恵みの雨を見ることなく人の住めない不毛の地 炎暑の荒れ 野を住まいとする。(エレミア17:5〜6) 杉と書かれているところでレバノンに関係ないもの、ことに清めなどの関係で出てくるものは、 フェニキアネズの場合も考えられる。その他にも上記アロエルおよびエレミアの裸の木と訳さ れているアルアルはアラブの幾つかの国でネズミサシ属の植物に対してアルアルと呼んでいる からとZoharyが述べているのでここに記載したが、はっきりとはしない。フェニキアネズは5m 以下の低木で上の方で枝分かれしている。葉は小さな燐片状の小葉である。単性花で雄花は 尾状花で、雌花は少しの燐片からなっている。
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