「同労者」第52号(2004年2月)                目次に戻る  表紙に戻る

わかふうふわかもん

 − 教会学校の教師として思うこと −

仙台聖泉キリスト教会  山田 行

「来なさい。子たちよ。私に聞きなさい。主を恐れることを教えよう。」(詩篇34:11)


 去年から教会学校の中等科クラスの教師として御用を与えられています。
 茂永進先生と共に1年間、何をこの子供たちに伝えるのか、どのように教えるのか、共にど
のように過ごそうかと考えました。(中学生って何考えているんだろう?迷い)進先生は、賛美
を共に、楽しく心からできることに力を入れてくださいました。沢山の新しい賛美にチャレンジし
ました。はじめは、進先生と私でいつもヂュエットしてるようでした。皆、虫の声のように歌って
いました。(お客さんじゃないんだから)しかし、めげずに毎週毎週歌い続けました。子供達も参
ったようで、(実は私も参っていました)少しづつ声も出るようになりました。ついにクリスマス祝
会では4曲の賛美をご披露できるまでがんばりました。(感動)  賛美を通して神様が生きて
子供たちの心の中に入ってくださることを信じつつ、やり続けてくれました。忍耐の進先生でし
た。(尊敬)
 さて私はどうしよう、まず、皆と仲良くなろうと、また目を覚まさせようと、ゲームばかりをしまし
た。(もちろんそれだけではないですよ)  日曜の朝9時30分は彼らにとって、とても眠くつら
いときのように見えました。(連発あくび)  聖書の話などしようものなら、皆どこかへ行ってし
まったかのような顔をしています。(行方不明)
「大丈夫?ついて来てる?」「はあ」と、こんな調子のときも多く、一人が眠そうだと後の皆に移
るようにあっつと言う間に空気が重くなります。私もこうだったんだろうなーと思いつつ、でもゲ
ーム効果はとてもあって、これをはじめると、目がギラギラして、テンションがすぐに上がりま
す。後は声が大きくなってくるので「しー。隣の教室に響いちゃうから。しー、しー。」と、慌てる
始末です。(まるで別人)
さて、このような子供たちに私は何をこの新しい一年伝えるのか、祈っていました。そして私が
子供のとき受けた教会学校での学び、思い出を振り返りました。私は、やはり中学生くらいは
いろいろな、思いが出てきましたし、教会外のことが気になってしょうがない時でした。しかし教
会の先生達が、教えてくださったことは、「教会を選び続けること、神様を選び続けること。」そ
れは、私達を喜ばせたり、励ましたり、熱心に聖書の話をし、また証をしてくださったのです。私
達がどんな時でも、変わらずに繰り返し、繰り返し。
そして、教会の中にいる幸いを、安心を、若い誘惑の多い時代、迷いと罪の多いときにしっか
りと見せてくださったのでした。それは時に世と神を自分はどちらに生きるのか、という大切な
選択の時に思い出す大切な力になりました。幸いな教会学校の時代でした。
 私は、上記のみ言葉に導かれ、小さい、若い魂に、救いがもたらされることが第一ですし、神
様を恐れて生きることを伝えるために、教会を選び続けることができるように、大切にこの尊い
お仕事のお手伝いをし続けたいと思います。(かわいい?子供達のために)



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