一度は原書を読みたい本

"(2) In what sense then are they perfect?

Observe, we are not now speaking of babes in Christ,
but adult Christians.
　

But even babes in Christ are so far perfect as not to
commit sin.

This St. John affirms expressly; and it cannot be
disproved by the examples of the Old Testament.
　

For what if the holiest of the ancient Jews did
sometimes commit sin?
　

We cannot infer from hence, that 'all Christians do and
must commit sin as long as they live.'
　

"But does not the Scripture say, 'A just man sinneth
seven times a day?'

It does not.

Indeed it says, 'A just man falleth seven times.'
　

But this is quite another thing; for, First, the words,
a day, are not in the text.

Secondly, here is no mention of falling into sin at all.
　

What is here mentioned, is, falling into temporal
affliction.

"But elsewhere Solomon says, 'There is no man that
sinneth not.'

Doubtless thus it was in the days of Solomon; yea,
and from Solomon to Christ there was then no man
that sinned not.
　

But whatever was the case of those under the law,
we may safely affirm, with St. John, that, since the
gospel was given, 'lie that is born of God sinneth not' "
　

The privileges of Christians are in nowise to be
measured by what the Old Testament records
concerning those who　were under the Jewish
dispensation; seeing the fulness of time is now come,
the Holy Ghost is now given, the great salvation of
God is now brought to men by the revelation of Jesus
Christ.

The kingdom of heaven is now set up on earth,
concerning which the Spirit of God declared of old
time, (so far is David from being the pattern or
standard of Christian perfection,) 'He that is feeble
among them, at that day, shall be as David, and the
house of David shall be as the angel of the Lord
before them.' (Zech.12:8.)

'But the Apostles themselves committed sin; Peter by
dissembling, Paul by his sharp contention with
Barnabas.

Suppose they did, will you argue thus: 'If two of the
Apostles once committed sin, then all other Christians,
in all ages, do and must commit sin as long as they
live?'

（2）どのような意味で彼らは完全であるのか？

見たまえ。私たちは今、成人のキリスト者について

話しているのであって、キリストにある幼子について

ではない。

しかし、キリストにある幼子であっても罪を犯さない

という点では完全である。

このことは特に聖ヨハネによって確言されており、

旧約聖書の例ではそれを誤りだと立証できないの

である。

つまり、古代のユダヤ教徒の最も神聖な人々でさえ

もしばしば罪を犯したのではないか？と言われるか

もしれない。

それだからといって、私たちは「すべてのキリスト者

が生きている限り罪を犯し、かつ罪を犯さなければ

ならない。」と推論することはできない。

しかし聖書は「正しい人も一日に七回罪を犯す」と

言っているではないのか？

そうではない。

実際にそこに書かれているのは「正しいひとも七回

倒れる」である。

これは全く別のことである。第一に、本文中に「一日

に」ということばはない。

第二に、ここには「罪に陥る」という意味は全くは

いっていない。

ここで意味している内容は、この世における悩みに

陥ることである。

しかし他の個所で、ソロモンが「罪を犯さない人はい

ない」と言っているではないか。

そのとおり、疑いも無くソロモンの時代にはそうで

あったが、ソロモンの時代からキリストの時代に変

わって、人は罪を犯すものだということはなくなった

のである。

しかしこれらの律法の下にあった人々の状況がど

のようなものであったにせよ、聖書に「神によって生

まれた者は罪を犯さない」と記されているから、私た

ちは聖ヨハネによって安心してそう確言できる。』

キリスト者の特権が、ユダヤ教的な救いの下にいる

人々についての旧約聖書の記録によって測られる

ことは全くないであって、今や時が満ち、聖霊が今

与えられ、イエスキリストの顕現による神の偉大な

救いが人々に今もたらされているのである。

今や天の王国は地に据えられ、（ダビデすらキリスト

者の完全の型あるいは標準から遥かに遠いので

あって）、これに関して神の御霊はかつて「その日、

彼らは彼らの中の弱い者もダビデのようになり、ダ

ビデの家は彼らの前に主のみ使いのようにされ

る。」（ｾﾞｶﾘﾔ12:8)、と宣言された。

「しかし、使徒たち自身も罪を犯したではないか、

ペテロは意見を異にし、パウロはバルナバと激しく

口論して。」

恐らく彼らはそうであったであろう。あなたがたは

こう主張するのだろうか？「二人の使徒がかつて罪

を犯したのかも知れないのだから、全ての他のキリ

スト者は、いつの時代にも、彼らが生きている限り

罪を犯しまた犯さなければならない。」と。

（以下次号）