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          「同労者」第69号(2005年7月)
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          ショートコラム ねだ 
           カルシウム剤を買いに来たおばあさんがいた。3ヶ月ほど経ったらニコニコしながらまた買い
           
          に来た。「骨量が2g増えて、お医者さんにほめられ、『今の生活を続けるように』と言われた」と 言っていた。 
           テレビでは、体によい食品とかサプリメントなどを紹介する番組が大流行である。知人の知
           
          人が「ところてん」などの寒天製品を製造販売している会社の社長だが、「先日テレビで寒天が いかに健康によいかを取り上げた番組が流されたら、とたんに製品が売れに売れて、もう造ろ うにも原料がない、入手できない、・・」と言っていたという。 
           だがしかし、よいものを今日食べたから、明日すぐに体の調子がよくなるのではない。長い間
           
          かかって調子よくなるのである。逆に適切でない食生活をするとか、よいものを食べるのを止 めた時も、すぐ調子が悪くなるのではない。この場合も長い時間かかって徐々に悪くなってくる のである。売る側からいえば、このすぐ悪くならない・・というのがくせものである。これがいいで すよ、とすすめた製品、やめてもすぐ体調不良になるわけではないから、そのままやーめたと いうお客さんがでてくる。 
           それはさておき、霊の世界もまたしかり。
           
          
          集会に出たからといって突然パウロのようになるのではないし、今日集会を休んだからといっ
           
          て、すぐ信仰が失せたりするのではない。しかし、集会にいつも出席していると霊性が高められ る。集会を休むことが多くなると、いつの間にか霊性が下がる。 
          みことばを読む。1回聖書を読んだから、突然信仰の勇者になるのではない。
           
          
          今日聖書通読ができなかったからといって、明日すぐに魂が衰えるのではない。しかし、地道
           
          に聖書通読を続けるなら、豊かな信仰の持ち主になれる。なぜなら、みことばを信じるのが信 仰であるから。聖書から長く遠ざかっているなら、やせた土地のような信仰になる。 
          よい信仰書を読むこともまた豊かな信仰と知恵の持ち主になれるか否かに影響を与える。そ
           
          れも1冊読んだから、すぐすばらしい信仰の知恵者になるのではない。しかしよい信仰書を読 み続けるといつの間にか豊かな信仰の持ち主になれる。 
          本誌「同労者」は皆さんの霊性を必ず高めると信じてこれを送り出している。「同労者」を読み
           
          続けていただけるなら、きっとその方は教会の働き人の「同労者」になれるにちがいない。  |