「同労者」第75号(2006年1月)                          目次に戻る

わかふうふわかもん


「すばらしい発見」

仙台聖泉キリスト教会 山田 

 今年も12月、クリスマスの時期になりました。仙台の町では「光のページェント」といって沢山
の街路樹にイルミネーションでかざりそれはそれはとてもきれいです。公園の前にある大きな
杉の木もクリスマスツリーのように飾られ、教会へ行く途中家族でいつも「わーきれいだね」と
歓声をあげます。
 「車から降りてゆっくり歩きたいね」と毎年言うのですが、あまりにも寒くていつもくじけていま
す。今年は例年になく寒い12月で、誰も車から降りたいなんて口が裂けても言わない雰囲気
です。(笑)
 今年も家族みんなが健康が守られてクリスマスを心から感謝できることが本当に嬉しいこと
で最高の神様からの贈り物であると感じています。
 振り返ると様々な出来事がありましたが、私の生活の中心は、家族と教会であり、特に教会
での奉仕は私に多くの学びをさせてくれる大切な場でありました。奉仕とか犠牲とか、全然、報
酬なしで、人のために働いたり、教会の様々な用事で、自分の時間を犠牲にすることは、なん
か自分が損をするという感覚になりがちです。特に私が今一番ほしいのは時間です。やりたい
こと、やらなくてはいけないことが、山ほどあるのに、全然できなくて・・・といつもグチっぽくなる
自分がいつも、いるからです。しかし、時間がたっぷりあって経済も豊かで何も心配事がない
のなら、喜んで奉仕ができるのでしょうか?私はこの年になって、一番忙しい時にこそ神様に
私の大切な時間を捧げなくてはいけないと示されました。教会のご奉仕も変わらず良い時も悪
い時も、喜んでさせていただこうと思いました。そのことを進んで、喜んでした時、それをしなか
ったら、とても出あうことのできない大切なことにあい、思いがけないことを経験し、学び、そし
て神様が生きて働いてくださることを心から感じることができたのでした。また、教会の先生方
のご苦労も垣間見る時に、自然に先生方のために! 祈りの言葉が出るようになるのでした。ま
た教会の方々との交わりは、世の中にはない、なんとも安らぐ楽しいものでした。
 自分、自分が良ければ、という人生より隣人を愛して、手助けしてあげたり、喜んでもらった
り、そんな人生の方が何倍も何倍もすばらしい幸福であることを
教えられました。
「このように労苦して弱い者を助けなければならないこと、また、主イエスご自身が『受けるより
も与える方が幸いである。』と言われたみことばを思い出すべきことを、私は、万事につけ、あ
なたがたに示して来たのです。」(使徒20:35)





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