「同労者」第78号(2006年4月)
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写真と斜体の解説文は、廣部千恵子氏のホームページ「聖書の植物」から同氏の許可に
より掲載。詳細は同氏のホームページ
又は「新聖書植物図鑑」(廣部千恵子著、横山匡写真、教文館発行)をご覧下さい。
いっぱいに集めて帰って来た。彼らはそれが何であるかを知らなかったので、刻んで煮物の鍋 に入れ、 人々に食べさせようとよそった。だが、その煮物を口にしたとき、人々は叫んで、「神 の人よ、鍋には死の毒が入っています」と言った。彼らはそれを食べることができなかった。 (列王記下 4:39〜40) このコロシントウリはイスラエルの海岸南部、ヨルダン渓谷、シナイ半島、ネゲブなどに自生し ている。フルーツは猛毒である。このシナイやネゲブのベドゥインはコロシントウリの皮を剥い て薬用にしている。種は食べることができる。 多年草で実はりんご位の大きさで熟すと黄色になる。中はスポンジ様になっている。これはス イカの原種となっているが、コロシントウリ自身は毒であるが、少量を峻下剤に使用している。 コロシントウリは、とても長い根を地中深く伸ばして水脈にまで到達させるので、砂漠の中でも 育つ。コロシントウリが進化して野生のスイカとなり、それが栽培種のスイカとなった。 |