「同労者」第78号(2006年4月)                          目次に戻る

わかふうふわかもん    − いっしょに学ぼっ!! −
「イーグルス」

仙台聖泉キリスト教会  森田 心 

 「しかし、主を待ち望むものは新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走って
もたゆまず、歩いても疲れない。」(イザヤ40:31)


 昨年、仙台を本拠地とするプロ野球チーム、東北楽天イーグルスが誕生しました。わたし達
の教会も同じ「イーグルス」という名前で25年以上も前に野球チームが作られました。途中9
人のメンバーも集まらずに試合も困難な時期もありましたが、今では2チームできるほどになり
ました。毎月1回一般のチームと試合や、チーム内での紅白戦や、年に1度合宿をしたりと盛
んに行っています。
 冬の間の12月〜2月までは寒さと雪のため活動を休んでいますが、3月に入り今年もまたス
タートしました。わたしはいつも、野球をした後の2、3日はひどい筋肉痛になります。そのとき
思うことは次からはもう、無理をせずに少し加減をしてやろうと思うのですが、いざ、はじまると
若い者達に負けるものかと意気込んでしまい、結局毎回同じような結果となります。



 春、この時期は学生の人達にとっては進級、進学と環境が変わり一緒に歩んできた仲間とも
別れてしまうことがあります。特にクラブ活動などで戦ってきたチームメイトとも違う道を進んで
いくということがあるでしょう。働く人達も人事異動や転勤などで仕事仲間とも離れてしまうこと
もあります。しかし、教会は神様の導き(摂理)の故に与えられた隣り人とは、長い間(生涯)信
仰の交わりをしていきます。ですから、わたし達の教会の中で長く続けてきた野球の中で大切
にしてきたものをそれぞれが掴み取り、握り続けながら働きを進めて行きたいと願っています。
チームイーグルスは、野球が好きな者達だけが集まっているのではなく、上手な者ばかりでも
ありません。実力の順でレギュラーになれるわけではありません。教会と同じように、それぞれ
が与えられたポジションを守ることを大切にしています。支える側のベンチも彼らと共に取り組
みをしながら、それを育み、教会を担うものたちが与えられていくことを願い信じながら続けて
いきたいと思います。大きな怪我や、事故がないように神様の見守りがあることを信じつつ。




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