「同労者」第80号(2006年6月)                           目次に戻る 

三浦綾子読書会

 三浦綾子読書会とは(25) − 
    東京ミレニアム・チャーチ 牧師  長谷川 与志充
 
 今回は、以前ご紹介した「聖書部門」で今年から新たに行い始めた「聖書検定」についてご紹
介しようと思います。

 三浦綾子さんがご自分の著作以上に聖書を読んでほしいと願われていたことから聖書部門
は発足されたわけですが、この願いがより一層現実のものとなるために祈り求めていたとこ
ろ、主はこの「聖書検定」という新たな働きを導いて下さいました。
 実は、このビジョンは私が盛岡教会の牧師時代、一般書店でアルバイトをしていた時に示さ
れていたものなのですが、その時英語検定や漢字検定などの受付をしながら「将来、聖書検
定のようなものが、同じように一般書店で受付されるようになったらなあ」という強い願いが与
えられ、そのために微力ながらお祈りさせていただいておりました。しかし、東京での新しい働
きに召されて以来、このことはすっかり頭の中から消えたようになっていたのですが、読書会で
聖書部門の働きを進めている中で再び私の中によみがえって来たのです。
 この「聖書検定」の働きには2つの目的があります。まず1つは、信者の成長、リバイバルの
ためです。聖書の御言葉を学ぶ励みとしてこの「聖書検定」が用いられるならば、信者の霊的
成長は確実になされて行くでしょうし、霊的に堕落したり、弱っている信者は間違いなくリバイバ
ルを体験することでしょう。
 そしてもう1つは、未信者の救いのためです。未信者でも教養のためこの「聖書検定」を受け
てみようと思う方々が少なからず起こされるかと思います。そうなると、その人々は一般書店で
販売されている対策問題集を学ぶようになり、そこで聖書の御言葉の語りかけを受けて行くよ
うになるでしょう。また、より深く勉強したい人は、教会に行って説教を聞いたり、聖書勉強会に
参加したり、牧師と個人的に聖書の学びをするようにもなり、そんな中から信仰を決心し、受洗
する人も起こされて来ると私は確信しています。
 現在の私のビジョンとしては、下記のようにこの働きを拡大して行く予定です。
 2006年 読書会内部で予行演習
 2007年 関係する教会で予行演習
 2008年 全国の教会で予行演習
 2009年 一般書店で申し込みをし、
       各地の会館等で本格実施
 上記のように3年かけて読書会と教会関係で母集団を作り、綾子さんの召天10年となる20
09年に全国で本格実施をと祈り求めています。この「聖書検定」により聖書の学びの一大ム
ーブメントが読書会と日本の諸教会の中から豊かに呼び起こされ、その波が日本の未信者の
人々にも大きな恵みをもたらすものとなりますように。


リンク:三浦綾子読書会 http://miura-ayako.com



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