「同労者」第81号(2006年7月)                           目次に戻る 

三浦綾子読書会

 三浦綾子読書会とは(26) − 
    東京ミレニアム・チャーチ 牧師  長谷川 与志充
 
今回は、2004年9月から始められた「三浦綾子読書会全国大会」についてご紹介しようと思
います。

 以前「演劇部門」で「道ありき」(2003年3月)と「ひつじが丘」(2003年11月)の演劇を上演
したことをご紹介させていただきましたが、この時までは読書会主催の大きな集会は必ず東京
で行われていました。
 しかし、2004年4月末に行われた旭川訪問ツアーを通して神様は私に新しい導きを与えて
下さいました。このツアーのためには旭川読書会の方々がいろいろと労して下さったのです
が、その中にそれまではあまり読書会に参加していなかったAさんという方がおられました。こ
の方は車の運転手として労して下さったのですが、何とこのことがきっかけで旭川読書会に熱
心に集われるようになったのです。(この方はその後教会にも熱心に集うようになり、翌2005
年12月には受洗の恵みにもあずかりました。)
 この方の変化を見た時に、私は地方の方々が「受け皿」としての奉仕を通して主の恵みを受
けるようになることを確信することができたのです。そこで、それまでは東京だけでなされてい
た大きな集会を地方で行うことに決定したのです。
 こうして「三浦綾子読書会全国大会」が全国各地で行われるようになったのですが、今まで行
われたものを以下に列挙しておきます。
 第1回 塩狩峠 2004年9月
     課題図書 「塩狩峠」
 第2回 沖縄  2005年3月
     課題図書「ちいろば先生物語」
 第3回 名古屋 2005年5月
     課題図書 「海嶺」
 第4回 京都  2005年6月
     課題図書「ちいろば先生物語」
 第5回 札幌  2005年9月
     課題図書 「愛の鬼才」
 第6回 横浜  2006年3月
     課題図書 「夕あり朝あり」
 各地で取り扱う課題図書は、綾子さんの作品でその地域に関係のある作品を取り上げ、そ
の舞台を巡るツアーを行ったり、その作品に登場する人物に講演をしていただいたりと趣向を
凝らしてみました。
 この全国大会のためには各地の読書会メンバーが「受け皿」として私の期待をはるかに超え
た奉仕をして下り、そんな中から地方のメンバー達に「自分達も読書会の重要な一役を担って
いるのだ」という意識が芽生えて来たように思います。そして、この大会を通して全国の読書会
メンバー同士の交わりが以前に増して豊かになされるようになりました。主の御業に感謝しま
す。

リンク:三浦綾子読書会 http://miura-ayako.com



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