「同労者」第82号(2006年8月)
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を引く人が続出する天気が続いた。16日と17日は、天気予報が両日とも「雨」を報じる中、我 が野球部イーグルスの練習をしている時は雨が上がり、終わったら降りだす、というまさにとっ てつけたような天気だった。 今年のイーグルスの特長は、コーチやスタッフが多いところである。もうレギュラーを退いた 親たちが、レギュラーとして励む息子達のために、声を出し、時には手取り足取り野球を教え ている。今年からコーチ兼選手に任命された私は、監督の路線を外さず、熱血ヘッドコーチの 想いを選手の意識に植え付けるために、そして他の若い選手兼任コーチ2人と共に、まだまだ 微力であるが、「イーグルスの野球って何?」自らに問いつつ励んでいる。 今年の合宿は至る所で声が出た。新人選手もその空気を察知して「はい」「わかりました」「す みません」等良い返事をしていた。小学六年生のH君は、俊足を生かしてセンターフライの好 捕を繰り返し、それに刺激をうけたY君が「もう一丁!」とノックを要求する。俊足の高校生T君 はバントヒットを2、3本決めて、とても喜んでいた。そしてベンチ裏では「こんど僕らの仲間に入 る(=レギュラー落ちする)のは誰なんだ?」という話が・・・ 2日目午後からは、雨の中、泥んこになりながらサッカーを行った。若い人と同じ足の速さ で、終始にこやかにボールを蹴っていたのはN兄である。N兄は教会役員であり、教会学校成 人科の教師である。最近は「祈り」について熱心に学びを導いていただいた。朝晩長い時間を かけて祈りの時をもつことが、この笑顔を生んでいる要因じゃないか?・・・役員で同年代のT 兄、Y兄と共に野球、サッカーに加わって下さり、「これが教会なんですよ」・・若い人に語るだけ ではなく、行動をもって証されていた。それは兄弟方にとっては当たり前なことかもしれない が、今の私にとっては凄く心を打った光景だった。 夏を迎え、そして収穫の秋がやってくる。教会の人々と共に成長していきたく思っている。 「あなたがたは行って、自分たちの見たり聞いたりしていることをヨハネに報告しなさい。目の 見えないものが見、足のなえた者が歩き、ツァラアトに冒された者がきよめられ、耳の聞こえな い者が聞き、死人が生き返り、貧しい者たちに福音が宣べ伝えられている。だれでもわたしに つまずかない者は幸いです。」マタイ11章4〜6節 「・・・キリストのからだとは、教会のことです。」コロサイ1章24節 |