「同労者」第82号(2006年8月)                           目次に戻る 

三浦綾子読書会

 三浦綾子読書会とは(27) − 
    東京ミレニアム・チャーチ 牧師  長谷川 与志充
 
 今回は先日(2006年7月)ソウルで初めて行われた「三浦綾子読書会国際大会」について
ご紹介します。

 前号でご紹介したように、2004年9月から「全国大会」が始まり、綾子さんの作品と関わり
のある地域で大会が行われて来ましたが、それと平行して徐々に海外でも働きを行うことが主
の御心ではないかという思いが強く与えられて行ったのです。
実は、そのきっかけとなる出来事はかなり以前に与えられていました。
 私は2002年5月にドイツの日本人教会を訪問したことがありましたが、その家庭集会に三
浦ファンで未信者の方が3名来られたのです。牧師先生のお話によると、その方々は初めて
集会に来られたとのことで、先生もそのことを大変喜んでおられました。私はこの時海外に住
んでおられる日本人のために「三浦綾子読書会」の働きが用いられることを発見したのです。
 それから、同じ年の年末か翌年の前半だったと記憶していますが、盛岡教会時代から韓国
訪問の際にお世話になった日本人の先生と那覇読書会の際沖縄でお会いしたことがありまし
た。その先生は韓国教会の日本語礼拝部の指導をしておられる方ですが、その先生とのお交
わりの中で、三浦綾子さんの作品は韓国人にもよく読まれており、韓国人にも大きな影響を与
えていることを知ることができました。三浦文学は韓国語だけでなく英語や中国語など様々な
言語に訳されており、私達が想像もできないような所にまで影響を与えているのです。
 上記の事柄が土台となり、その他実際的な導きが与えられ、これまで日本国内だけで行わ
れて来た読書会活動は、ちょうど発足5周年を迎える2006年7月から海外でも行われるよう
導かれたというわけです。
 以下に今後行われる「三浦綾子読書会国際大会」の予定を列挙しておきます。今後は日本
国内で行われる大会も「国際大会」と名付けて行われます。
 第1回 ソウル 2006年7月
     課題図書 「銃口」
 第2回 旭川  2006年9月
     課題図書 「道ありき」
 第3回 網走  2007年2月
     課題図書 「続氷点」
 第4回 ハワイ 2007年5月
     課題図書 「海嶺(中)」

 上記の他に2007年秋には「細川ガラシャ夫人」を課題図書に関西(神戸で調整中)で、20
08年には「海嶺(下)」と「母」を課題図書に香港と仙台で国際大会を計画しています。今後な
されるすばらしい神様の御業に私も大いに期待しています。
 第1回ソウル大会の様子はまた次回ご紹介したいと思います。
 

リンク:三浦綾子読書会 http://miura-ayako.com



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