「同労者」第82号(2006年8月)                          目次に戻る

聖書の植物

− 野の花から

  写真と斜体の解説文は、廣部千恵子氏のホームページ「聖書の植物」から同氏の許可に
  より掲載。詳細は同氏のホームページ
         http://www2.seisen-u.ac.jp/~hirobe/2002flower13.htm
 又は「新聖書植物図鑑」(廣部千恵子著、横山匡写真、教文館発行)をご覧下さい。


「人の日は、草のよう。 野の花のように咲く。」(詩篇103:15)
「「呼ばわれ」と言う者の声がする。私は、「何と呼ばわりましょう」と答えた。「すべての人は草、
その栄光は、みな野の花のようだ。【主】のいぶきがその上に吹くと、草は枯れ、花はしぼむ。
まことに、民は草だ。草は枯れ、花はしぼむ。だが、私たちの神のことばは永遠に立つ。」(イザ
ヤ書40:6)

シクラメン Cyclamen perisicum
サクラソウ科、シクラメン属

塊茎を持つ多年草で、園芸種のシクラメンの原種である。他の植物が嫌うアレッポマツの木の
下でも元気に育っている。
岩の僅かな割れ目から芽を出して元気に咲いているシクラメンもある。
イスラエルの気候は夏は暑いが雨が降らない。4〜10月は乾季でたいがい降らない、このよ
うな地に咲いているシクラメンの栽培には、このような条件を採用すればよいのではないか。
イスラエルにどこにでも咲いているシクラメンも野の花と考えられるのではないか。


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