「同労者」第84号(2006年10月)                          目次に戻る

わかもん

「共に交わる幸い」
仙台聖泉キリスト教会  森田 心

「彼らは、【主】の家に植えられ、私たちの神の大庭で栄えます。彼らは年老いてもなお、実を
実らせ、みずみずしく、おい茂っていましょう。」(詩篇92:13〜14)


 最近私たちの教会では、サッカーをする機会が多くなってきました。まだ、対外試合をするほ
どではありませんが、教会の小学生から青年達、上の方は60才代の役員の方まで一緒にな
ってやっています。それも遊びとは言えないほど、みんな勝敗にこだわって真剣にプレイしてい
るのです。
 サッカーが終わって家に帰ってみると、いつも足首が痛く、あざがあります。もみ合った時に
足を蹴飛ばされているのだろうと思うのですが、その分私もきっと他の人の足を沢山けってい
るのだろうなと思いながら、数日間は痛みを我慢しながらいます。
 主任牧師は、コミュニケーションを大切にすることを私たちによく示されます。人との交わりを
持つことは、学校でも、社会の中でもあります。けれどもその多くは同世代の者、また技量や
力量、趣味、趣向が近い人達が集まり交わりがあることが多いと思います。しかし、私たちの
交わりの大切さは、神の真理を人と人との関係の内に作り築き上げ、見出していくことがそこ
にあります。
 私には3人の息子がおり、まだ子供たちには負けてはいられないと頑張っているのです。し
かし、実際はサッカーでの長男とのせりあいでぶつかった時、私のほうが飛ばされてしまった
り、次男の足にむかってタックルに行ったら軽くジャブしてかわされてしまう現実です。まだ!!
三男には負けませんが・・・それも数年もすれば上の二人と同じようになるのでしょう。
 でも、父親として、信仰者として果たすべきことはまだ沢山あると思わされながら一つ一つ、
一人一人に取り組みをしています。そして息子達だけのためでなく私自身も、この教会の方々
との交わりの時がとても楽しい時なのです。きっと私より年配の方々は、もっと身体の疲れを憶
えることでしょうが、重い腰を上げて無理をして、そこに加わってくださっているのではないと思
います。その喜びも楽しさも大切さも知っている方々だからこそ共にプレーしている中に十分に
伝わってくるのです。本当に感謝に思います。

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