「同労者」第85号(2006年11月)                          目次に戻る

聖書の植物

− 野草

  写真と斜体の解説文は、廣部千恵子氏のホームページ「聖書の植物」から同氏の許可に
  より掲載。詳細は同氏のホームページ
http://www2.seisen-u.ac.jp/~hirobe/2002herb10.htm
 又は「新聖書植物図鑑」(廣部千恵子著、横山匡写真、教文館発行)をご覧下さい。




草 ―――>キバナスズシロEruca sativa
アブラナ科キバナスズシロ属


彼らの一人が野に草を摘みに出て行き、野生のつる草を見つけ、そこから野生のうりを上着
いっぱいに集めて帰って来た。彼らはそれが何であるかを知らなかったので、刻んで煮物の鍋
に入れ、(列王記下 4:39)
の草がヘブライ語ではオロット(troao)となっている。これははっきりとはしないが、ギルガルで
集められ、ここには今でもこの植物があること、アラビア語でjarjirと呼ばれるEruca sativaがこ
こにあること、ベドゥインがサラダや煮物に集めることなどから、Eruca sativaの可能性を
Zoharyは説いている。しかし、すべての食べられる草の総称であることも十分考えられる。は
っきりしない植物である。




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