「同労者」第93号(2007年7月)
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写真と斜体の解説文は、廣部千恵子氏のホームページ「聖書の植物」から同氏の許可によ
り掲載。
詳細は同氏のホームページ
又は「新聖書植物図鑑」(廣部千恵子著、横山匡写真、教文館発行)をご覧下さい。
(シトロンはO.Fragman氏の写真なので、ここには掲載できません。)
の祭りを祝わなければならない。最初の日は全き休みの日であり、八日目も全き休みの日で ある。 最初の日に、あなたがたは自分たちのために、美しい木の実、なつめやしの葉と茂り合った 木の大枝、また川縁の柳を取り、七日間、あなたがたの神、【主】の前で喜ぶ。 (レビ記23:39〜40) (「美しい木の実」新改訳と聖書協会口語訳では「美しい木の実」と訳されていますが、新共同 訳では「立派な木の実」と訳されています。) エトログについては聖書のどこにも書かれていない。ただ上記の仮庵の祭に使用する4つの 植物のうちの立派な木の実を現在イスラエルではこのエトログにあてている。エトログは小さな とげのある常緑樹で、花は内側が白で、外は紫がかっている。果実は卵形から長円形できれ いな黄色をしている。芳香はあるが、実は酸っぱい。乳頭を通してエトログの花が受粉した後 にもこの乳頭は果実についている。またエトログは一年中実をつける。そこでエトログは繁栄 のシンボルになる。仮庵の祭の時に使用するエトログはこのようなわけで皮に傷があったり、 大切な乳頭が落ちているのは使用できない。
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