巻頭言
            − 教会を愛してキリストと共に生きる−


                  


                       石井 ミワ

「何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです。つぶやかないで、互いに親切にもてなし 合いなさい。それぞれが賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの良い管理者として、その賜物を用いて、 互いに仕え合いなさい。語る人があれば、神のことばにふさわしく語り、奉仕する人があれば、神が豊かに備えてくださ る力によって、それにふさわしく奉仕しなさい。それは、すべてのことにおいて、イエス・キリストを通して神があがめられ るためです。」(Tペテロ 4:8?11)




  先日から教会学校成人科にて、チャールズ・エドワード・ジェファーソンの「教会の建設」を学んでおります。少しづつ 読み進めているところですが、私自身、多く教えていただくことがあります。
 先日は私が教会学校の司会を担当させていただき、教会を愛する大切さ、独りよがりで良かれと思って進んでしまう 怖さを学びました。「教会の建設」の一節に「彼は活きた教会が全ての印刷機よりも有効であることを知らない」という文 があります。私は印刷業界に居た者であり、チラシやwebサイトといった広告の効果も学んできました。しかし、そこで学 んだことは、1000枚のチラシよりも生き生きと紹介する人の口コミこそが最大の宣伝力を持つことでした。生き生きと紹 介する人が、ツールとしてチラシなどの広告を用いるとき、それは最大の効果を発揮します。そんなことを思い出しなが ら、教会に集う方々が生き生きと生きて、それを伝えたいと思う力が生まれる流れが大切なのだと思わされました。
 昨年、エクソダスとミルフィーユのコンサートが行われた際、若い方々は、来てほしい知人一人一人に声をかけ、学校 の授業で演奏させてもらい、一生懸命チラシを配って宣伝しました。彼らの友人たちをはじめ、授業で彼らの演奏を聞 いた方であったりと、直接彼らが生き生きとキリストを伝える姿を見た方が多く来られました。来てくださった方々のコン サート後の笑顔を見て、私も共に嬉しい気持ちになったのを覚えています。
 教会を愛して、共に歩むこと、それが第一歩であることを心に刻み、尚、歩みを進めていきたいと願っております。
(仙台聖泉キリスト教会会員)





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