わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!
− 夫と心を合わせて進む −
齊藤 遥
「まことに、あなたがたにもう一度、告げます。もし、あなたがたのうちのふたりが、どんな事でも、地上で心を一つにし
て祈るなら、天におられるわたしの父は、それをかなえてくださいます。」(マタイの福音書18章19節)
皆さんは教会学校などで読まれてる「3本の木」という絵本を御存じでしょうか?
あらすじですが、ある山に小さな3本の木が植わっていましたが、それぞれ大きな夢を持っていました。@宝箱になりた
いA大きな船になりたいBみんなが見上げるような高い木になりたい。という夢です。大きくなった木は伐採され、@み
どりごイエスが眠る飼い葉桶Aイエスと弟子が乗られる小さな船Bイエスが背負う十字架になりました。それぞれの木
は伐採されてすぐにこのような結果ではなく様々な葛藤が描かれていますが、結果それぞれの共通点は神様の御用に
なれたことに喜びを見いだせたことです。
聖書の話でなくあくまでも物語ですが私は最近教会の中でなされる祈りやお証、この家庭生活を通してこの3本の木
のお話がふと頭の中で思いだされることが多くありました。
3月21日はこの家庭の結婚記念日で丸2年になります。結婚当初はこの家庭がどのように用いられるかな?どんな風
に導かれるかな?来年の今頃は子供が与えられるかな?など、夫婦の会話は様々な思い、期待、夢を持っていまし
た。転職が必要なんて思いもしませんでしたし主人も2月号で書いていましたが、私達の家庭で持たれる家庭集会の中
で先生方から一般的な家庭経済のお話やアドバイス、お勧めがあり私達もその必要性を感じ、昨年から今年2月まで
転職活動をしていました。
転職の目的として主人は遠く亘理町まで通勤し交通の面を考え少しでも家に近い職場、集会出席を守りつつまた神
様の福音の働きの為にも将来を考えもう少し安定した職場が与えられることを願っていました。そのような中主人と私
は様々な求人票を見る中で、当初の思いを忘れてここだったら教会やジムにも近くていいじゃないとか、ここだったら条
件も合っていてきっと私達にふさわしい所じゃないか、ここはこういう理由で私達の条件とは合っていないとか、本当の
目的を見失ったまま自分たちの考えの中歩んでいました。そんな中祈り進んでも導かれるはずもなく、行き詰まりを覚
えることがありました。それでも私達が諦めなかったのは、神様を覚え祈り取り組み続けたことでした。
そんな中ある兄を通して私達家庭にふさわしい職場の求人を紹介していただき、面接の機会をいただきました。その
職場に内定の連絡をいただいた時また、実際に新しい職場で働く中、気付かされたことが多くありました。それは私達
が良いと思うことではなく、神様は私達に本当に必要なことを基にふさわしい道を用意してくださっていることに改めて
気付かされました。また、この教会にも多くの兄姉が夢や期待を持って歩み取り組んでいるのを証や祈りを通して伺う
ことがあります。私達夫婦もそのことに勇気や力をもらいました。その恵みや祝福を受けるばかりでなく、婚約の発表
の際にも話させていただきましたがこの家庭もこれからこの教会に生まれてくる子供達や私達の下の世代の兄姉に生
きた証・希望となる為に、神様を覚えながら歩んでいきたく願います。
(仙台聖泉キリスト教会会員)