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〜 若者と生きる教会@ 〜教会キャンプ編 〜



                    


石井 和幸

「これらの出来事の後、主のことばが幻のうちにアブラムに臨み、こう仰せられた。『アブラムよ。恐れるな。わたしはあ なたの盾である。あなたの受ける報いは非常に大きい。』」(創世記 15:1)
 今年も私たちの教会では、ゴールデンウイークに1泊2日で「教会キャンプ」と呼ばれる修養会を持ちました。高校生 以上の参加者は4つの分科会に分かれ、それぞれのクラスを2名の信徒がリーダーとなって導きます。昨年から、リー ダーとして各クラスに1名ずつ、20代前半の兄弟姉妹が任命されるようになりました。私も、若い森田輝兄とともに分科 会のリーダーをさせていただきました。午前中は私が担当させていただき、午後は森田兄の担当として進めさせていた だきました。

 森田兄が担当した分科会について、感謝に覚えたことを記したいと思います。

 まず、彼が救いの恵みを受けて1年半たち、ワクワクしながら、生き生きとキャンプの準備をされた姿が心を打ちまし た。事前の打ち合わせにて、集会のねらいを、「参加者が前向きに福音を捉え、投げかけられた課題に対し信仰の視 点から証しがなされる」こと、「出来るだけ多くの人に発言をしていただくこと」で、私たちの意見が一致しました。彼は事 前にくじを作り、20の質問を用意し、ノートパソコンで表示できるように準備し、参加者が見やすいように・・・と大きなデ ィスプレイを宿舎に持ち込みました。質問も、よく練られており、グループの方々も生き生きとお証してくださいました。

 結婚して2年を迎えた斉藤恵一兄は、「大切な選択をした出来事」について、自分が大学を選ぶにあたって牧師に相 談をしに行ったときに、自分が一番行きたい大学ではなく、違う大学を選ぶことを勧められ、葛藤があったけれども牧 師の勧めに従ったこと、その結果、大学時代イエス・キリストによる救いの恵みを受け、教会生活が祝されて、就職や 結婚も神の導きが豊かであったことを証してくださいました。

 森田輝兄は、最後のまとめの中で、齊藤兄のお証を交えて自身のお証をされました。自分もどこの大学に行こうかと ても悩んでいたこと。そんな中、祈祷会が終わった帰り際、斉藤恵一兄に、「本当に、本当に祈っているからね」と声を かけられたこと。当時はなぜそんなに真剣に声をかけてくれたのか理解できなかったけれども、今日ここで、実は恵一 兄自身も同じ経験をし、神によって導かれたことを知り、それは間違いなく、自分にとっても恵一兄自身にとっても「神 からの報い」だった、と話されました。そして、牧師を通して、教会を通して語られた大切なことばを握りしめながら、信 仰を持って進みたい・・・と涙を流しながらまとめをされました。

 教会の中で、一人一人がその関わりを大切にし、祈り、心を用いていく時に、本当に幸いな報いがそこにあることを 覚えました。私も、家族とともにそこに入れるものであり続けたいと願います。

(仙台聖泉キリスト教会会員)


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