巻頭言
            − 新居に導かれて−


                  


                       玉城 春恵

「あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。 そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。」(箴言 3:6)
「また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わり まで、いつも、あなたがたとともにいます。」(マタイ 28:20)




 今年も早、半年が過ぎようとしています。年頭に与えられた御言葉を通して、今年も始まり、ここまで豊かな主の導き と恵み、守りを覚えて感謝いたします。
 ちょうど昨年の今頃に、主人の両親家族との同居生活に向け、新居購入へ動き出しました。主人と長く教会で共に歩 んできた兄弟が私達の家庭のために様々な不動産屋をあたり、今の住まいを見つけ、一つ一つの手続きも共に歩ん でくださり、新居購入にまで至りました。
 正直、はじめてこの物件を見た時、あまりの建物の大きさに、また今までと違う周辺の環境に戸惑い、主人に何度も ここでいいのだろうかと問うたことであります。
 しかし、主人が兄弟を信頼し、確信をもって進みだしている姿に私はただ主人の信仰についていくだけだと思わされ ました。そして9月からまず私達夫婦、子ども達2人が移り住み、10月末から主人の両親と義妹が移り住み、同居生 活が始まりました。
 今まで別居生活をし、それぞれの生活のリズムの違いもあて、それを一つにしていこうとする時に、はじめは、ずい分 衝突やすれ違いがあり、落ち着かない生活が続きましたが、今は7人が共に食卓を囲み、憩えるようになってきまし た。子ども達は祖父母と共に過ごす時間を喜びとし、気がつくと祖父母の部屋に行って遊び楽しんでいる姿を見る時 に、当初私が抱いていた不安は消え、ここが私達家族にとって必要な場所だったのだなということを日ごとに感じ、ここ まで導かれてきたことを感謝しています。
 引っ越しの際は、山本先生ご夫妻はじめ、協会の多くの兄弟姉妹が手伝ってくださり、また、新しい生活を始めるにあ たって必要なものを一つ一つも夫人伝道師が私と共に歩み、幼な子を抱え身動きがとれない私にかわって動いてくださ り、ここまで生活が準備され、整えられてきました。
 私達夫婦だけでは成し遂げることができなかったことを覚え、感謝しております。
 また同居生活をはじめ、主人の両親と義妹と近く歩む時に、玉城家が大切にしてきた神を第一とし、主を畏れ、主を 愛し、教会に従い続けてきた信仰の歩みを強く感じることであります。父母の信仰があったからこそ、私達夫婦が導か れ、また私自身も嫁として加えさせて頂けていることを感謝しています。
 玉城家の信仰が子ども達へと続いていくことを願いながら、嫁としての努めを果たしていけるよう日々不十分さを覚え ることではありますが、なおへりくだって従い仕えていきたく思います。
 また主人は結婚当初から私に話してきました。
"自分は教会から担われてきた者だから、これからは担う者になっていきたい"
と。
その願いを今玉城家が一つとなって歩み出している中で、実現させていくことを私も願い、共に歩んでいきたく思ってい ます。
(仙台聖泉キリスト教会会員)






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