「同労者」第6号(2000年3月)
随想に進む 目次に戻る 紙上メッセージに戻る
のいばら、没薬を混ぜたぶどう酒と埋葬の際に体に塗られた没薬として出てくる没薬は既にご 紹介済みです。今月は、あし(葦、よし)と、ぶどうを取り上げてみます。 「兵士たちは…イエスに紫の衣を着せ、いばらの冠を編んでかぶらせ、…。また、葦の棒でイ エスの頭をたたいたり、つばきをかけたり、ひざまずいて拝んだりしていた。」(マルコ15:16〜19) 「いばらで冠を編み、頭にかぶらせ、右手に葦を持たせた。」(マタイ27:29) 「ひとりが走って行って、海綿に酸いぶどう酒を含ませ、それを葦の棒につけて、イエスに飲 ませようとしたが、お飲みにならなかった。」(マルコ15:36) そのほかにも、葦は何度も聖書にでてきます。 「七頭の雌牛が…葦の中で草をはんでいた。」(創世記41:2) 「水にゆらぐ葦」(列王T 14:15) 「燃える葦」(ヨブ41:20) 「なつめやしの葉も葦も」(イザヤ9:14、19:15) 「いたんだ葦」(イザヤ42:3、 マタイ12:20)) 「葦や蘆も枯れ果てる」(イザヤ19:6) 「葦の杖」(エゼキエル29:6) などなど。 「彼らは、没薬を混ぜたぶどう酒をイエスに与えようとしたが、イエスはお飲みにならなかっ た。」(マルコ15:23) 「ひとりが走って行って、海綿に酸いぶどう酒を含ませ、それを葦の棒につけて、イエスに飲 ませようとしたが、お飲みにならなかった。」(マルコ15:36) 「わたしはまことのぶどうの木であり、わたしの父は農夫です。わたしの枝で実を結ばないもの はみな、父がそれを取り除き、実を結ぶものはみな、もっと多く実を結ぶために刈り込みをなさ います。…わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。…」(ヨハネ15:1〜5) 「ぶどうは、いばらからとれないし、…良い木はみな良い実を結ぶが、悪い木は悪い実を結び ます。」(マタイ7:16〜18) 「さて、ノアはぶどう畑を作りはじめた農夫であった。ノアはぶどう酒を飲んで酔い…」(創世記 9:18)神とともに歩んで「信仰による義を相続する者」(ヘブル11:7)となった、ノアさえも酒の力に は勝てず、醜態を晒しました。しかし全体として、ぶどうはよいものの代表的なものとされてい ます。 |