「同労者」第96号(2007年10月)                        目次に戻る  

読者の広場2
<お便り>
− 東京ミレニアム・チャーチ通信(1) −

十文字 隆男

聖研ノート 9月5日(水)「学びの会」のため
製作日   9月1日(土)午前5:00〜
聖書の箇所:出エジプト記24章


 昨年の4月14日に松村先生(北本福音キリスト教会会員、祈祷部長、−−主(天のお父さ
ま)は、私を中学校英語教師の松村先生と出会わせて下さり、教会に、そしてキリスト様ご自身
へと導いて下さいました。「あなたがたの切り出された岩、掘り出された穴を見よ。」(イザヤ書51:
1)にありますが、もう30年も前になりますのに、そのできごとは、ますます「新しく」(コリントU5:17)
なってきます。−−に、キャッシュカードと通帳と印鑑を託し、神谷先生(クリニック)の紹介状と
入院セットを震える手つきでにぎりしめ、タクシーで久喜市の「すずき病院」へ向かったことでご
ざいます。入院して、毎週毎週、所沢から長谷川先生が訪れて下さいました。−−これで2回
目の訪問でございます。1回目は3年前の12月から2年前の8月まで、同じように毎週毎週訪
問して下さいました。−−退院する今年の1月20日まで、毎週来て下さいました。
 その時、一番切なかったことは、鬱が悪化して「音」を受けつけないことでした。毎週東京ミレ
ニアム・チャーチから送られてくる「礼拝メッセージ」のテープも聴けませんでしたし、手もとござ
います「賛美CD」も聴けないのでございます。
 その「礼拝メッセージ」が聴けるようになったのは、今年の5月になってからだと思います。と
てもうれしくて長谷川先生にそのことをTELしましたら、さっそくレジメつきの「礼拝メッセージ」
が送られてきました。そのご奉仕をして下さったのが、床枝(とこえだ)姉妹(ミキちゃん、「三浦
綾子読書会」の事務局のクリスチャン)でした。お手紙がいつも入っていて、・・星野富弘さんの
ポストカードも入っていました・・すごく慰められました。
 今は猪爪(いのつめ)姉妹(ケイちゃん、「三浦綾子読書会」会員)が、その奉仕を受けついで
下さっています。ある時「ケイちゃん」がミレニアム礼拝の賛美の中で、「曲も詩も気に入ってい
ます」とお手紙の中で「愛する友のために(注がれた愛)」(ミクタムCDシティより)の歌詞を書
いて下さいました。
 こういう詩です。♪♪『愛する友のために 生命(いのち)を捨てる これ程大きな愛があるだ
ろうか のがれる道もなく 何かを求めて わたしがまだ罪の中にいたとき キリストがわたしの
ために 生命をなげ出して その愛を永遠の愛を 心に注がれた あ〜あ〜あ〜あ〜 あ〜あ
〜あ〜あ〜 あ〜あ〜あ〜あ〜 』♪♪
「聞いてみたい!!」と思い、「そのCDをお与えください」と天のお父さまにしばらくお祈りしてい
ました。ある時、『時が来たことを知られたので』(ヨハネ13:1)長谷川先生にTELしましたら、ミレニ
アム礼拝では、月に一回、賛美とCDとシートを変えていること、使い終わったら、その賛美CD
を私に送って下さるというご返事を頂いたのです。すごーくうれしく、イエスさまに感謝しました。
 7月のミレニアム賛美CD(17曲入り)を8月に聴き続け、8月のミレニアム賛美CDを、8月2
6日の「ミレニアム礼拝」に池川兄に連れていってもらいました時に与えられ、今毎日毎日聴か
せて貰っていますが、『注がれた愛』は、「私・・の願うところ、思うところのすべてを越えて豊か」
(エペソ3:20)な賛美・ワーシップソングでございます。

(1)血によって結ばれ、血によって保証された契約
 1節に「主は、モーセに仰せられた。『あなたとアロン、ナダブとアビフ、それにイスラエルの長
老七十人は、【主】のところに上り、遠く離れて伏し拝め。』」とございます。ここで「ナダブとアビ
フ」の2人はアロンの息子たちでございます。「アロンは、・・エリシェバを妻にめとり、彼女はナ
ダブとアビフ・・を産んだ。」と出エジプト記6:23にございます。「【主】のところに上り」とは、具
体的には「【主】の栄光」がとどまっている「シナイ山」(同24:15)のことでございます。「彼はイスラ
エル人の若者たちを遣わしたので、彼らは全焼のいけにえをささげ、また、和解のいけにえと
して雄牛を【主】にささげた。モーセはその血の半分を取って、鉢に入れ、残りの半分を祭壇に
注ぎかけた。そして、契約の書を取り、民に読んで聞かせた。」(同24:5〜7)
 ここで私たちは、動物の血によって保証された最初の契約から、新しい契約へと進ませて頂
きとうございます。イエスさまは杯を回しながら、「これはわたしの契約の血です。多くの人のた
めに流されるものです。」(マルコ14:24)とございます。また、ヨハネ19:34には、「兵士のうちの
ひとりがイエスのわき腹を槍で突き刺した。すると、ただちに血と水が出て来た。」とございま
す。ヘブル9:18〜23によれば、「初めの契約も血なしに成立したのではありません。モーセ
は、・・・子牛とやぎの血を取って、・・・『これは神があなたがたに対して立てられた契約の血で
ある』と言いました。また彼は、幕屋・・・にも同様に血を注ぎかけました。・・・血を注ぎ出すこと
がなければ、罪の赦しはないのです。・・・しかし天にあるもの自体は、これよりもさらにすぐれ
たいけにえで、きよめられなければなりません。」とございます。「さらにすぐれたいけにえ」(ヘブ
ル9:23)こそ、十字架で血を流されたイエスさまご自身です。おお、私たちはいつも「新しい契約
の仲介者」(ヘブル9:15)であられるキリストさまに対する感謝と喜びとをもって、天のお父さまを礼
拝しとうございます。そのことをいつも示して頂きとうございます。
(東京ミレニアムチャーチ会員)





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