「同労者」第９７号（２００７年１１月） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　目次に戻る

「幸いなことよ。あなたが選び、近寄せられた人、あなたの大庭に住む人は。私たちは、あなた
の家、あなたの聖なる宮の良いもので満ち足りるでしょう。」 (詩篇65:4)

　１０月８日、神様と多くの方々に祝福されつつ、私と家内・・・石井 和幸、ミワの結婚式を終え
ることができ本当に感謝しております。披露宴が終わり、その夜新婚旅行へ向かう飛行機の中
で思ったこと・・・それは「神様と多くの人に祝福された結婚は大変幸いであること、自分が信じ
てきたことは真実であった」ということであります。列席者全員がにこやかで、生まれて初めて
かなりの数のフラッシュを浴び、そして、新婚旅行から帰るまで2人で、「僕らはマリッジブルー
度ゼロ!それどころかマイナスだよね」と言い合いました。早速飛ばしてるよね・・・と思われるか
もしれませんが、それくらい私達はこの結婚が神様によって導かれたものであるという確信が
あったのです。

　「石井君は独自の結婚観をもっているもんな」・・・就職して２、３年経った頃、職場の同僚や
上司からそう言われるようになりました。独自の結婚観・・・それはクリスチャンと結婚し、クリス
チャンホームを築くということでした。だから、会社の上司は私に縁談を一切もちこみませんで
した。私は、何より神様に導かれた結婚が一番なんだと、教会で生きて来た中で見いだしてい
ました。けれども、実際クリスチャンの方との縁談を紹介されると、自分を棚に上げて相手に条
件をつけてみたり、傷つけてしまう罪深い自分でした。 また、結婚を目指すために示される課
題、結婚に対する祈りも、本腰をいれなかったり、楽な方に逃げてしまい、棚からぼたもちのよ
うに考えていた自分の姿がありました。

　クリスチャンとのお見合いを重ねても上手くいかない自分、そして開き直ってしまう自分を神
様は山本嘉納牧師、盡子伝道師の両先生を通して忍耐強く導いてくださいました。神様の前に
真実であること、それはまず両先生の前に真実であり、共に生きることを示されました。・・・「こ
れは和幸君への最後通告ですよ」・・・そう言われてスポーツジムに通うことを勧められ、必死
でダイエットに取り組んだこともありました。

　３０歳を過ぎてから、会社の上司や周りの人から、「なぜクリスチャンとの結婚にこだわるの
か」と心配されるようになりました。実際に、ノンクリスチャンの女性から好意を抱かれたりもし
ました。そんな中、私の祈りの課題・・・どう突き詰めても、結婚のことが優先されていくこと、そ
してそれは信仰を継承し、キリストの体なる教会を担って行くこと・・・本当にそのことを心から
覚えて祈りだした時に、神様の御手の業が豊かに成されていきました。

　「私達は恋愛でもなければ、お見合い結婚でもありません。ただ神様の導きとしか言いようが
ないのです。」

私達はこの証をよくしました。私と家内とは同じキリスト者学生会(KGK)のスタッフとしてここ２年
ほど共に活動しましたが、家内が私を結婚対象として祈り始めたのが昨年１０月頃、私が家内
のことを祈り始めたのが今年１月からでした。けれども２人とも、交際してたわけではなく、この
ことが果たして神様のみこころなのか、それとも単なる自分の思いだけなのか、導きを求めて
問いかけの祈りをする日々でした。「祈ってるだけじゃなく、相手に問いかけてみたら？」教会
の盡子先生にそういわれた時期、そして嘉納先生の祈りが「どうか結婚を和幸兄に与えてくだ
さい」から「主よ、もう（結婚が与えられても）いいと思います」に変えられた時期・・・４月２８日。
ＫＧＫの集まりにて語られたある先輩の姉妹からの一言、「石井君とミワさん、一緒になったら
いいんじゃない？」・・・この一言を神様の導きと確信しました。そして、もうお互いを知るた
め・・・デートのためのデートは必要ない・・・と思い、５月４日に最初のデートですぐ結婚を申し
込み、６月３日に婚約式、そして１０月に結婚式と、神様のご臨在を覚えつつ、豊かに導かれ
たこと、大変感謝しております。 

　「マリッジブルーゼロだよね」・・・この一言は、私達２人がそれぞれに教会や友人たちからど
れだけ多くの祈りがつまれてきたかということ、そして婚約期間も、神様が牧師先生方を通して
多くの示しと励ましを与えてくださったこと、これからどんな困難があっても神様の導きに従うこ
とが私共家庭の最善であること、そういった真理が裏付けとなっています。神様に栄光を帰す
るとともに、なお神様の導きと臨在の中にいつづけることを大切にしていきたいと思っておりま
す。多くのお祈りに感謝しますと共に、これからもなお祈りの端に加えて頂けましたなら幸いで
す。

（仙台聖泉キリスト教会　会員）