「同労者」第99号(2008年1月)                           目次に戻る

ショートコラム ねだ

 むつきひーひー
 
  むつきひーひーてれすこてんてん
なんだこりゃ?
と思われるかな。うん十年前、私がまだ小学生だった頃、母親が「学校の先生。国語の先生が
面白くってね。」と言って話していたもので、
 「ム 月 ヒ ヒ 、、、、 」
睦月、ひひ(狒狒)、テレスコテンテン・・(正月の猿回しか?)で 熊
つまり、漢字の覚え方を教えてくれたというわけである。
 「きにかいかいのおんな」
木 貝 貝 女   櫻(桜=さくら)
(奇怪な女?)これは、漢字が変わってしまって、昔字でないとだめですな。
 「さむらいのふえはいちいんち」
   侍の笛は一吋
さむらいは  士  と置き換える。
ふえ  は  フ エ とカタカナにし、
一  と  吋 はそのまま使う。
これも昔字であるが、壽(寿=じゅ、ことぶき)である。
 ちょっとした工夫で、母親が習ったものが、息子に伝わり、うん十年経っても忘れないから不
思議である。

 中学の終わり頃か、高校のはじめくらいに、こんなことを一斉に習うことであろう。
√2 一夜一夜に人見頃 1.41421356
√3 人並みにおごれや 1.7320508
√5 富士山麓オーム鳴く2.2360679
√6 煮よ、よくよく 2.44949
√7 菜に、虫いない (7)2.64575
√8 にやにや 読み 2.82843
√10 人麻呂は三色に似、並ぶ
    (10)3.16227(8)

 こんな事を教えてくれたのは、例のつるかめ算の中学校の数学の先生である。
 さんいし、いこくむこう。さんごやくなく、みふみやよむに、むしさんざんやみになく。ごれいに
ぱちぱちよ
 (産医師、異国に向こう。産後厄無く、
御文や読むに、虫散々闇になく、御礼にパチパチよ。)
3.141592653589793238462643383279502884
これは円周率(円の周の長さと直径の比)πである。

 父親のは、キロキロ(きょろきょろ)とヘクト デカけたメートルがデシに追われてセンチ、ミリミ
リ・・1000、100、10、1、1/10、1/100、1/1000 かな。
ヘクトなんて以前はめったに使わなかったが、最近は天気予報で「ヘクト−パスカル」なんて使
ってますね。しかし、これ皆昔話になった。今は、パソコンがどれでも出してくれる。

 聖書のみことばをさがすために、かつてA4版で厚さが7〜8センチもあるコンコルダンスを買
い込んだが、もういらなくなった。パソコンですぐ捜せるのである。
 だが諸君、こういうみことばがあると覚えていることは大事ですねエ。みことばを覚えるうまい
工夫があったら、私にも教えてくだされ。



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