「同労者」第99号(2008年1月)                          目次に戻る

わかもん

行いによる祝福
山田 行

「また、みことばを実行する人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者であってはいけま
せん。・・・すぐに忘れる聞き手にはならないで、事を実行する人になります。こういう人は、そ
の行いによって祝福されます。」(ヤコブ 25:21)


 12月残り少なくなりました。幸いなクリスマスの時期にこの年も多くの感謝をささげることがで
きました。「数えてみよ主のめぐみ」という賛美歌がありますが一つ一つ思い出して「神様」と、
私が祈るたびに神はどんな時にも片時も離れずに導き励ましてくださったことを想い喜びと感
謝の涙が溢れます。いろいろなことがありました。試練や訓練とも思える厳しい中も歩んできま
した。私にはきっと必要な出来事なのだろうと思いつつその中を乗り越える力を与えられるよう
に必死で祈りながら歩んできました。自分だけの問題ならまだしも、愛するものたちの抱える戦
いもあり、同じ気持ちでそこに立ち向かっていこうと決意をしたこともありました。信仰者として
の戦い方、乗り越え方を豊かに神はメッセージや御言葉によって知恵を与えてくださいました。
その時はとても恵まれて、心に喜びが与えられるのですが、それをどのように実行するかが本
当に大切で、真剣に取り組まなくてはいけないことであります。「神が言われることは何でもす
る。」位の決意がなければ結局はただ聞いて、「神よそのとおりになりますように」
と遠くから傍聴者のように、誰かが何とかしてくれるだろうという人任せな者でしかないのです。
今年は、仙台教会で若い兄弟が「救いの恵み」に預かるというすばらしい出来事がありました。
彼のご両親をはじめ、教会みんなで救われる魂が起こされるために何をしなくてはいけないか
という取り組みがそれぞれあったここ数年でした。この教会が与えられている「魂の救い」とい
う大切な使命をただ聞いて、知っているだけではなくその実現のためにそれぞれの持ち場立
場の違いの中で御言葉を実行し続けたその行いに神は豊かな祝福を下さったことを本当に感
謝しました。特にご両親の教会の中での奉仕や証、祈りの言葉は、その息子さんの心を動か
し神の前に出る勇気とチャンスをきちんと捉えるものになったのだと思いました。
 振り返れば私自身も両親はじめ多くの人々が関わって導いてくれたからこそ神の哀れみを私
も受けることができたのです。教会の中で御言葉に生きている人々が私の周りにきちんと証を
立てて歩んでくださっている心強さが私もそのように生きて行きたいという目標になったので
す。
また、今年は新しいクリスチャンホームが与えられた幸いがありました。結婚をするというのも
人生にとって大きな決断の時でありましょう。お嫁さんの姉妹は御言葉にたって「神の言われる
ことでしたら」と言って決意をして信じて実行に移したことでしょう。本当に神は若い2人の行い
に対して喜んでいてくださり、祝福を与えてくださっていると思います。
新しい年も私も愛する主人や子供たち、義母や私の両親。そして教会の方々の中や世にある
職場や地域で御言葉の実現のために実行するものであり続けたいと願っております。具体的
な戦いがそこに出てきますしやり過ぎたり足りなかったり多くあるのですが、神がでこぼこの私
を修正してくださることを信じてまた、豊かな教会生活の中で多くの知恵を頂きながら歩んで行
きたいと願っております。
(仙台聖泉キリスト教会 会員)



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