「主よ。朝明けに、私の声を聞いて下さい。朝明けに、私はあなたのために備えをし、見張りを いたします。」(詩篇5:3)
今日は「朝の備え」ということをお話したいと思います。先週の詩篇第4篇が「平安の中に私
は身を横たえ、直ぐ眠りにつきます。」というところから夜の歌と呼ばれ、この第5篇は「朝明け に私はあなたのために備えます。」というところから夜明けの歌と言われます。
中国で活躍した宣教師ハドソン・テーラーは、「中国の太陽は私の祈る姿を見ないで東の空
に昇ったことはない。」と言ったそうです。私の恩師山本岩次郎牧師は、「伝道者が、アサリ〜 シジミ!!」というあの早朝の声を寝床で聞くようでは神様に申し訳ない。」と早起きして祈った と、よく聞かされました。福沢満雄先生も、すじ向かいのお寺の坊さんの朝の読経に負けては ならないと朝早く起きて祈ったと言います。ダビデ王もまた「主よ。朝明けに私の声を聞いて下 さい。朝明けに、私はあなたのために備えをし、見張りをいたします。」と祈りました。
昔から"早起きは三文の徳"とか、言われています。早朝は第一に爽快な気分を与えてくれま
す。第二にユトリのある生活を与えます。第三に心を清浄にしてくれます。特にクリスチャンに とって早起きは朝寝の人の味わえない天来の恵みを得ることが出来ます。早朝、みことばを開 き、黙想し、心の目を天に向けると魂は主との交わりの故に恵まれ、潤され賛美が溢れてきま す。クリスチャンの活力は、早朝のデボーションにあるといっても過言ではありません。
教会で毎週聖日礼拝を守り1時間の説教を聞くことは実に幸いであり、祝福でありますが、
毎日の早朝の妨げられない個人的なデボーションは更に勝る祝福となります。もしあなたが更 に豊かな霊的クリスチャンを願うなら、ダビデと共に、朝明けに起き出て主と交わりつつ心の見 張りをなさることをおすすめします。 |