「同労者」第57号(2004年7月)
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より掲載。詳細は同氏のホームページ
ヤコブは、ポプラとアーモンドとプラタナスの木の若枝を取って来て、皮をはぎ、枝に白い木肌
の縞を作り、(創世記 30:37)
山々の頂でいけにえをささげ 丘の上で香をたく。樫、ポプラ、テレビンなどの木陰が快いから
だ。お前たちの娘は淫行にふけり嫁も姦淫を行う。(ホセア4:13)
livnehと聖書に書かれている所は以上の2個所である。いずれもポプラと訳している。これをセ
イヨウエゴノキとするのはアラブの国でlibnaと呼んでいること、また葉が卵形から円形に近く、 上はグリーン色で、裏は白っぽく毛があり、この白さが遠くから風に吹かれても分かることヘブ ライ語で白を(lavan,livneh)などによる。
セイヨウエゴノキは3〜6mの落葉性の木で、3月に葉が芽吹き、4月にベル状の白い3cm位
の花が咲く。日本にあるエゴノキに似ている。その後に種の一つある堅いけばのある核果を生 じる。この核果は、秋になって葉が落ちるとよく目立つ。日本のエゴノキ同様サポニンを含み魚 毒であるので、これを川に撒いて魚を浮き上がらせて捕るのに使用された。
しかしZoharyは創世記のlivnehに対してはPopulus albaをあてている。
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