「同労者」第62号(2004年12月)    教会通信に進む  目次に戻る  聖書の植物に戻る

聖書研究
仙台聖泉キリスト教会 聖書研究会1982.10.26(予稿)から

 未来における救いについて(6)
仙台聖泉キリスト教会 野澤 睦雄
 
(1)キリスト再臨の内容、条件、時期(つづき)
<キリスト再臨の条件(つづき)>
 − 黙示録から −

 黙示録は難解で、理解できないことが多いのですが、その中に書かれていることの一部は、
過去に既に起きたこと、現在進行中のこと、これから起きることをとり混ぜてキリスト再臨の条
件とあげることができます。
 預言は必ずしも時系列的に書かれてはいませんから、いつ成就するか判断に迷います。す
べてがキリスト再臨の前に起きるとは断定できません。中には、千年王国の後、サタンが解放
されて起きることも含まれているかもしれませんが、いくつかを取り上げてみます。

・黙示6:4
「地上から平和を奪い取ることが許された。人々が、互いに殺し合うようになる・・」

・黙示6:8
「地上の四分の一を剣とききんと死病と地上の獣によって殺す・・」

・黙示6:12〜13
「大きな地震が起こった。そして、太陽は毛の荒布のように黒くなり、月の全面が血のようにな
った。そして天の星が地上に落ちた。」

・黙示8:7
「血の混じった雹と火とが現われ、地上に投げられた。そして地上の三分の一が焼け、木の三
分の一も焼け、青草が全部焼けてしまった。」

・黙示8:8〜9
「火の燃えている大きな山のようなものが、海に投げ込まれた。そして海の三分の一が血とな
った。すると、海の中にいた、いのちのあるものの三分の一が死に、舟の三分の一も打ちこわ
された。」

・黙示8:10〜11
「たいまつのように燃えている大きな星が天から落ちて来て、川々の三分の一とその水源に落
ちた。この星の名は苦よもぎと呼ばれ、川の水の三分の一は苦よもぎのようになった。水が苦
くなったので、その水のために多くの人が死んだ。」

・黙示8:12
「太陽の三分の一と、月の三分の一と、星の三分の一とが打たれたので、三分の一は暗くな
り、昼の三分の一は光を失い、また夜も同様であった。」

・黙示9:1〜2
「私は一つの星が天から地上に落ちるのを見た。その星には底知れぬ穴を開くかぎが与えら
れた。その星が、底知れぬ穴を開くと、穴から大きな炉の煙のような煙が立ち上り、太陽も空
も、この穴の煙によって暗くなった。」


・黙示9:18
「これらの三つの災害、すなわち、彼らの口から出ている火と煙と硫黄とのために、人類の三
分の一は殺された。」

・黙示13章
(獣の奇跡と支配)
「小さい者にも、大きい者にも、富んでいる者にも、貧しい者にも、自由人にも、奴隷にも、すべ
ての人々にその右の手かその額かに、刻印を受けさせた。
また、その刻印、すなわち、あの獣の名、またはその名の数字を持っている者以外は、だれ
も、買うことも、売ることもできないようにした。
ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は人間をさしているか
らである。その数字は六百六十六である。」

・黙示16:2
「獣の刻印を受けている人々と、獣の像を拝む人々に、ひどい悪性のはれものができた。」

・黙示16:3
「海は死者の血のような血になった。海の中のいのちのあるものは、みな死んだ。」

・黙示16:4
「第三の御使いが鉢を川と水の源とにぶちまけた。すると、それらは血になった。」

・黙示16:8
「太陽は火で人々を焼くことを許された。」
・黙示16:10
「第五の御使いが鉢を獣の座にぶちまけた。すると、獣の国は暗くなり、人々は苦しみのあまり
舌をかんだ。」

・黙示16:12
「第六の御使いが鉢を大ユーフラテス川にぶちまけた。すると、水は、日の出るほうから来る王
たちに道を備えるために、かれてしまった。」

黙示16:18
「いなずまと声と雷鳴があり、大きな地震があった。この地震は人間が地上に住んで以来、か
つてなかったほどのもので、それほどに大きな、強い地震であった。」

・黙示16:21
「た、一タラントほどの大きな雹が、人々の上に天から降って来た。人々は、この雹の災害のた
め、神にけがしごとを言った。その災害が非常に激しかったからである。」

(以下次号)



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