「同労者」第65号(2005年3月)      信仰良書に進む  目次に戻る  教会通信に戻る

わかふうふわかもん

(今回は大先輩である、森田心兄がこのコーナーに投稿してくださったので載せさせて頂きま
す。本当にありがとうございます。・・コラム担当者 山田 行)

 「讃美集会における息子の選択に思う」
仙台聖泉キリスト教会  森田 心
 
 私たちの教会では年に1、2回讃美集会があります。
司会者がはじめに一人の方を指名して讃美のリクエストを求めます。そして、その方が選んだ
讃美を」みんなで歌います。そして讃美が終わると今選んだ方が、次に誰かを指名してリクエス
トを求めます。そうして、小さな子供からお年寄りの方まで愛唱歌が次々と讃美されていきま
す。私の子供のころは、もし当てられても、どの曲を選んで良いかきっと判らなかったと思いま
すが、今の子供達はちゃんと自分の好きな賛美歌があるのです。
その集会の中で、私の次男にもリクエストが回ってきました。息子が讃美を選びそれを歌い終
えると息子は次に誰を選ぶのかが私は関心がありました。
教会学校の仲間の誰かかそれとも、先生かな、もしかして私(お父さん)を選んでくれたら嬉し
いなとか思いながら、9才の息子が選んだ人は、18才のM君でした。子供が選ぶ理由は教会
の中で身体が大きく目立っていたからでなくきっと、好きなお兄さんなのだと思います。10才ほ
ど年の違うこの二人の接点は、M君がよく家に来ること、又息子はサッカーが好きで、仙台ス
タジアムで行われるJリーグの試合があるとM君は連れて行ってくれるのです。
 これは、息子とM君だけではなく、この讃美集会の中でこのようなことが沢山見られます。青
年達は同じ世代の人たちと一緒に居ること、遊ぶことが楽しみでしょう。けれども彼らは自分の
休みの時に小さな子供達と共に時間を持つことをしてくれています。そして、それは大人が青
年達に強制しているのではなく彼らも一緒に楽しんでいるように思います。
山本光明牧師が私たちに伝えてくださった大切なものの一つが又、次の世代の若者の中に確
かに受け継がれていることを感じました。
ほんの小さなことのようですが、私にとってはとても嬉しい一場面でありました。
  

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