「同労者」第59号(2004年9月)
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前回ご紹介したように、主は読書会全国展開のビジョンを私に与えて下さり、その最初のタ
ーゲットとなる都市として、三浦綾子さんの出身地である旭川とその他全国6主要都市(札幌、 仙台、名古屋、大阪、福岡、那覇)を示して下さいました。
そこで私は早速三浦綾子関係のホームページを通して全国各地での読書会案内を出し、全
国の三浦ファンに対して大々的に読書会の宣伝をさせていただいたのです。東京読書会に集 っておられる方々も各地の知り合いの方々にご連絡下さり、そのような中からも読書会出席予 定者が起こされていきました。
しかし、この全国展開がまさにスタートしようとしていた2002年2月、私自身に最悪の出来
事が起こりました。それは、その前月に10日間程中東(エジプト、ヨルダン、シリア)宣教に出 掛け、その後休養なしに教会奉仕、教役者会出席、アルバイトをしていたところ、過労のため 仕事中に具合が悪くなり、病院での診察の結果、自宅で絶対安静をしなければならなくなって しまったのです。そんな中、私の身を案じて読書会全国展開の延期を勧めて下さる方もおられ ましたが、私の心の中では「たとえ死んでも行きます!」という強い決意が主から与えられてい ました。
主は全国展開最初の旭川へ向かう前日にほぼ健康を回復させて下さり、私は主がすべて守
り助けて下さることを確信しながら厳寒の旭川へと飛行機で向かいました。
会場に到着するとすでに連絡を下さっていた方々が私を暖かく迎えて下さり、第1回の記念
すべき旭川読書会は2002年2月11日に12名の出席でスタートしたのでした。読書会の途中 からは三浦光世氏も駆け付けて下さり、読書会は大いに盛り上がったものとなりました。
しかし、引き続き行われる予定だった札幌読書会は、東京読書会メンバーの知り合い2人だ
けが出席予定でした。私は不安を覚えながらも、主がすべてを導いて下さることを信じて、札幌 へと向かいました。私はその時随行していた東京読書会メンバー(ミレニアムチャーチのメン バーでもある)と一緒に会場に行き、読書会の始まるのを待っていましたが、するとホームペー ジを見て来られたという女性が何と2名も現れたのです。私達は本当に主の御名をあがめさせ ていただきました。
翌2002年3月からは上記の旭川、札幌以外の全国主要都市でも読書会がスタートしまし
た。ほとんどどこでも最初から数名以上のメンバーが集うようになり、主が不思議なように読書 会を各地で確立させて下さいました。そして、経済的にも主は読書会での席上献金を通してそ の必要を満たして下さり、私はその後7月まで毎月全国各地での読書会を継続していったので す。 ![]() |