「同労者」第66号(2005年4月)
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私は賛美歌を歌うことが大好きです。歌う事それ自体が好きなのですが、賛美歌とその他の
曲を比較することはできません。その歌詞の意味を考えて歌うとき、賛美歌はその新旧にかか わらず、確かに生きた神の福音であり、信仰者にとって常に「新しいもの」であります。
私が作曲を始めたのは、ピアノを習い始めた時期とほぼ同じで、6年前の中学3年生の頃か
らです。当初は「作曲をする」という発想は全くなく、ただただ「ピアノは面白い」と感じている程 度でした。しかし、いつの頃からかピアノの練習をするたびに中野牧師が現れて、「何曲ぐらい できた?」「そろそろ(曲が)できてもいいんじゃないの?」と発破をかけられ、何から手をつけ れば良いのか全くわからない状態で作曲を始めることになりました。
ちなみに、初めに与えられたのは、「主の暴風」という、題名からして激しい感じの曲でした。
作曲を始めて2年目になってから、「メッセージ」という曲が与えられました。この曲を与えられ たとき、(当時曲に伴奏をつけることができなかったので、與子先生に助けていただいたので すが)私の心から,喜びと感謝が泉のように溢れ出るのを感じました。「ああ、これが真に作曲 をするってことなんだな。」と、心から主に感謝を捧げたのを覚えています。今では、ゴスペル の中で英語バージョンにて歌っていただいています。その歌詞をご紹介させていただきます。
聖書の中に、「何事も自己中心や虚栄からするのではなく...」とあります。私はこの作曲を
始めたことで、自分の一つ一つの行動をよく反省するようになりました。私はよく「それはそれ、 これはこれ」という言葉を使います。そして、ある場面において、この言葉を自分の自己中心を 覆う「言い訳」のために使いました。聖書の教えと現実の問題を分離させ、自分の判断を正当 化するためにこの言葉を使ったのです。しかし、最近気付かされることは、「神は実際的な方 だ」ということです。神は、理想論を語られるのではなく、現に起こる御言葉の法則を語ってお られるのだということに気付かされました。曲を与えられるには、神様としっかりと関係を持って いることが必要不可欠に感じます。そのため、作曲活動は自分と神様の関係の見直しのため の機会となりました。現在では20曲あまりを与えられ、CD化を目指して活動しています。引き 続き、皆様にお祈りいただければ幸いです。最新曲を紹介させていただいて、閉じさせていた だきます。 ![]() |