「同労者」第67号(2005年5月)     ショートコラム ねだ に進む    目次に戻る
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JSF&OBの部屋

 ハートビート・ミュージック・カフェ
荒川聖泉キリスト教会  茶谷 明光

3月6日、荒川教会で「Heartbeat Music Cafe」(ハートビート・ミュージック・カフェ)というコ
ンサートが行われました。これには荒川教会を含む東京と埼玉の4つの教会から成る4つのバ
ンドが出演しました。参加したバンドのメンバー達は皆10代、20代が中心のJSF世代の方達
です。
このコンサートならではの、他の教会との合同バンドもありました。音楽のジャンルは、リビン
グプレイズからオリジナル曲まで、バラードからロックまで様々で、それぞれのバンドが個性溢
れるものでした。証しがあったり、表現の仕方は様々ですが、全てのバンドに共通しているの
は、「神様を賛美している」ということです。次に紹介するのは、オリジナル曲を賛美したバンド
達の歌詞の一部です。

「なぜあなたは
 僕なんかのために
  血を流してくださったのですか?
  どうしようもなく
  救いようもないくらい
  黒い世界に明かり灯して
  熱を宿した」
「どんな時でも
  隣にいてくれるから
  希望を持つよ
  光の子になれたんだ



  幸せを手に進んでいこう」
「深い罪の現実
  愛されている事実
  その狭間に立つ
  あなたの真実
  僕の居場所を示す
  あなただけのコンパス
  その言葉が導く
  道々を歩いていく」




 このように、自分と同世代の方達が神様に感謝し、素直な思いをぶつけて表現する言葉には
共感できます。たとえ歌詞を見たり意識して聴かなければ、神様のことを言っているとわからな
いような激しいロック音楽であっても、それは自分達なりに神様を心から賛美していました。
「それゆえ私は生きているかぎり、
あなたをほめたたえ、
あなたの御名により、
両手を上げて祈ります。
私のたましいが脂肪と髄に
満ち足りるかのように、
私のくちびるは
喜びにあふれて賛美します。
ああ、私は床の上で
あなたを思い出し、
夜ふけて私はあなたを思います。
あなたは私の助けでした。
御翼の陰で、私は喜び歌います。
私のたましいは、あなたにすがり、あなたの右の手は、
私をささえてくださいます。」
    (詩篇63:4〜8)
 この聖書のことばのように、出演したメンバーは喜びに溢れて賛美をし、聴いてくださった
方々も喜びを頂くことが出来る素晴らしい一時になりました。このコンサートは初めての試み
で、不安な部分もありましたが、皆が祝福を頂くことが出来た事が何よりの成功を意味してい
ると思います。このコンサートを見るために遠くからも多くの方が来て下さり、一番遠い所では
広島から来てくださった方もいました。こうして近くからも遠くからも様々な方々がこの活動を知
って集まり、交わりを持てるのは感謝なことです。この機会を通して、私達は多くのJSF世代の
方々と知り合うことができました。私はキリスト教系の高校に通っていますが、キリスト教系の
学校であっても、生徒はクリスチャンでない人が大多数であり、クリスチャンの人を見つける方
が困難なくらい、ほんの少数でしかありません。学校でキリスト教について学ぶ機会があって
も、クリスチャンではない人達にキリスト教を理解し、受け入れてもらうことはとても難しいことだ
と感じています。現在の日本では、JSF世代のクリスチャンの人はとても少ないように思いま
す。それに、新たにクリスチャンの人と知り合うきっかけもなかなかなく、聖泉連合の教会以外
の方々と交わりを持つことが難しい環境にあります。なので、こうして音楽を通して、そして神様
を通して、新たに若い人々と知り合い、良い交わりの時を持てたことを感謝します。メンバーを
集め、企画、運営してくださった方のおかげであり、そして何よりも神様のお導きのおかげで
す。コンサートで知り合った他の教会の方々とは、一回だけの交わりではなく、音楽にとどまら
ずに、野球やバスケットボールの試合もたまに行っています。先日も野球で教会ごとの対戦を
しました。相手の教会のチームは、小・中・高校生、20代男性の若いメンバー達でしたが、小
川勝監督率いる荒川聖泉教会チームは、下は小学生から上は年齢を感じさせない若々しいプ
レーを見せる鈴木義三兄まで年齢層が幅広く、色とりどりのスペシャルなメンバーから成るチ
ームでした。勝負の結果は・・・ご想像にお任せしますが、同世代の人だけでなく、幅広い世代
の方々と交わりが持てるのはとても良い機会だと思います。試合が始まると、皆本気で白熱の
戦いになりますが、普通の試合と違うのは、祈りで始まるというところです。音楽の場でもスポ
ーツの場でも、どんな場合にもいつも神様がおられることを忘れないためだと思います。神様
を通して知り合うことができた方々との出会いを大切にし、ころからも良い交わりができ、良い
関係を築いていけることを願っています。




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